エコキュート
エコキュートの選び方や設置方法、費用の目安を初心者にも分かるように解説!製品選びの参考になるシチュエーションも細かく紹介。ガス給湯器からエコキュートに買い替えるケース、エコキュートからエコキュートに買い替えるケースそれぞれの工事内容も紹介。
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この記事の目次
長年に渡ってガス給湯器を愛用してきたが故障してしまったり或は電気料金が大幅に安くなるエコキューに変更しようと考えておられる方も多いのではないでしょうか?今回はエコキュートに買い替える際に、どのメーカーの製品を選べば良いのか?新しいエコキュートへの取り換え工事の内容や標準的な工事費用がどのくらい必要になるのかなどをお伝えしたいと思います。
現在使用中の給湯器を買い替えるとして、新しいエコキュートの購入を考える時に次はどこのメーカーの製品にしたらよいか?と迷われるケースも多いと思います。10年前の製品と比べると現在の製品は更にエコになっていて使用電力も3~4割少なくなっていますから古くなった機種を修理しながら少しでも長く使用するという考えは、頻度の多くなる修理費との兼ね合いを考えると必ずしも正解とは言えないかも知れませんね。
各メーカーの製品は他社との差別化をはかる為にオリジナルで便利な機能を付加するなどどんどん進化しています。各家庭によって次のエコキュートに希望する内容は当然異なると思いますが、それを充分に叶えてくれるような製品選びをしてくださいね。
エコキュートに対しては様々な要望があると思います。例えば次のようなリクエストです。
ガス給湯器と比較してエコキュートの弱点は、どうしても水圧が下がってしまうことですね。でも日立の機種に関しては嬉しいことにガス給湯器と同じ水圧をキープ出来るのです。特に浴室が2階にあるようなケースでは日立のナイアガラシリーズがおススメです。また、ダイキンの320kPaパワフル高圧シリーズもスグレモノですよ。
特に節水などで多機能シャワーを使用されている場合などは、日立やダイキンの高圧タイプでないと水量が弱くなってしまう場合があります。
560リットルタイプの日立、三菱、パナソニックの製品があります。それぞれの特長を検討して、これらのバリエーションから選択すれば良いでしょう。
三菱電機のAシリーズがピッタリかも知れませんね。容量は180リットル、200リットル、300リットルです。(但し200リットルタイプは受注生産になります)
三菱電機のSシリーズが対応出来ます。幅がわずか43センチと非常に薄型ですが機種の種類も多く選びやすいです。更に省エネ効果でも他社との差別化をはかっています。ダイキンのフルオートタイプも三菱に負けず幅がわずか43.8センチのコンパクトタイプで業界NO.1の高水圧シャワーが実感出来ます。
このような要望があるのであれば、選択すべきメーカーはダイキンでしょう。バスクリンに関してはすべての製品に対応可能ですから安心して入浴剤を楽しむことが出来ますね。
ラインナップが豊富に揃っている三菱電機のS・Aシリーズがおススメですね。また日立のモデルならウレタン断熱のナイアガラシリーズも充分検討に値するでしょう。但し、標準タイプと違ってどうしても断熱対策などが必要になるのでコストが割高になるのは仕方ありませんね。
基本的には地下水や井戸水には、カルシウムなどの硬度成分が含まれている為に配管内に水中のミネラル分が付着して配管詰まりの原因になってしまうので通常は使用出来ませんでした。しかしダイキンが独自の水質判定をクリアしてダイキンが認可すればエコキュートが使用可能となったのです。もしも地下水や井戸水を日常的に使用されている地域にお住まいの方は是非ご検討ください。
急な故障などで即座の対応を求められるような状況で、そのスピード対応に定評があるのはパナソニックとダイキンです。ダイキンに関しては修理の受付以外でも常に24時間365日対応しており電話番号も一本化されているので携帯電話からも無料で通話出来ます。
既存の給湯器と交換するような場合には排水管や給水管の位置などを確認した上で、それらの配管が再利用可能かどうかなども施工業者と相談して必ず確認するようにしましょう。それによって工事費用が安く済む場合もありますから大切なチェックポイントですよ。また同時にエコキュートを稼働させる為の電気容量や電気設備の有無に関しても調べておくことが大切です。
エコキュートを設置する為の基礎となる土台作りがどれだけ重要な工事であるかご理解頂けるでしょうか?
エコキュートはヒートポンプユニット(外観はエアコンの室外機そっくりです)と貯湯タンクユニット(文字通りお湯を貯めておくタンクです)のふたつの機器で構成されています。貯湯タンク自体の重量は大体60~90kg程度ですが、内部の水量が満タンになった状態では400~600kgにもなってしまいます。従って強固で頑丈な土台がなければエコキュートの正常な稼働は期待出来ません。
土台作りの際には正確に水平をとって作ります。これがわずかでも水平からズレていると後々に騒音を拡大する要因にもなり得るのと同時に本体自体の正常な稼働にも悪影響を与える要因になり得ます。また本体の転倒防止の為にアンカー設置工事も行います。
土台作りの際には一般的にふたつの方法があります。「現場打ち」と「エコベース」です。「現場打ち」とは、その現場で型枠を作って生コンクリートを流し込む従来からのやり方です。一方の「エコベース」というのは既存のコンクリート土台を設置するだけなので短時間で設置出来てコストも安上がりです。
しかし元々地盤の軟弱な場所なら土台そのものが不安定になってしまう恐れがあるので、強度的には「現場打ち」の方がより頑丈で安心出来ます。
墨出し⇒仮枠取り付け⇒配筋⇒差し筋アンカー打ち⇒配筋工事⇒コンクリート打ち⇒養生
まず生コンクリートを型枠に流し込んで砂利を敷くなどして水平に土台を作ります。また地震などによる予期せぬ転倒事故などを未然に防ぐ為に、機器を強固に固定するアンカーも設置します。(現場打ちの場合です)
エコキュートの配管工事は大きく分けて3種類あります。「給水配管工事」「追い焚き配管工事」と「ドレン排水配管工事」です。ちなみに「追い焚き配管工事」は追い焚き機能の 付いたエコキュートを搬入する際に必要な工事ですから、給湯専用タイプのエコキュートであればこの工事は必要ありません。
「ドレン排水配管工事」とは、ヒートポンプユニット及び貯湯タンクユニットからの排水を排水口にまで導く為の工事です。この工事をきちんと施工しないと寒さの厳しい冬場にヒートポンプユニットが凍結してしまい故障する恐れがあります。
(取り付け工事費のみの金額で、エコキュートの本体価格は含んでいません)
ガス給湯器から新規にエコキュートを導入する場合に比べて、エコキュートの買い替えの工事費用の方が安いのは、既に最初のエコキュート設置の際に必要な土台の基礎工事や配管・配線の施工が完了しているので再利用出来る場合が多い為です。
但し、上記の工事費用以外に場合によっては追加工事が必要となる場合があります。例えば、まだ自宅が200Vの配線になっていない場合には、工事が必要となり25,000~55,000円程度掛かります。更に自宅の分電盤が200V対応ではない場合にも、分電盤やブレーカー等の機器の交換が必要になるので35,000~60,000円程度の追加費用が掛かります。
スムーズに新しいエコキュートに移行する為には、自分たちの要望などを満たす機種を事前によく検討して絞り込むことが大切です。もちろん予算の問題もありますから許す範囲でベストの選択をすべきですね。
新機種の設置の際には、充分に騒音の発生も予想して最善のポジションに据え付ける必要があります。事前に近隣にはひと声掛けておくようにしましょう。エコキュートとはどういうものか?知らない方もいらっしゃるので、簡単に説明して理解を得ておくのも非常に重要な作業だと思います。特にエコキュートは冬場の深夜に稼働音が大きくなるので、その点も丁寧に説明して万一にも不都合が生じた際には即座に知らせて頂くようにお願いしておきましょう。何か問題が発生すればすぐに対応するという真摯な姿勢を見せれば、ご近所も安心されると思いますから。