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【三菱エコキュート】エラーコードと故障の原因・対策総まとめ!

三菱製エコキュートでよく見られるエラーコードと故障の種類・原因・対策を総まとめ!初期故障など3種類の故障のタイプや、故障と勘違いしやすい現象およびその対策、C03やC19など26種類のエラーコード別に故障の原因や対策をポイントを絞って解説。

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この記事の目次

比較的複雑な構造になっているエコキュートにとって故障や不具合などの発生は残念ながら避けては通れない問題です。不具合が発生するのは平均寿命とされる10年を超えたような古い機種ばかりとは限りません。購入して間もない割と新しいモデルにも不具合が発生する可能性があります。大きく分けて故障には3種類あるとされています。

3種類の故障とは何か?

1)初期故障

これは購入直後に発生する不具合のことで、初期不良とか設置ミスが原因で発生する故障です。このケースではほとんど修理はメーカー保証による無償修理となります。

2)偶発故障

これは初期故障の期間の後に起こるような故障で、故障率としては低いのですが、製造時の欠陥や設置の不具合による問題が時間の経過と共に発生するものです。

3)摩耗故障

かなりの年月が経過した機種では弁やパッキンなど消耗部品の劣化が始まります。このような経年劣化による故障を摩耗故障と呼んでいます。

故障と勘違いしやすい現象とは?

本当は故障ではないのに取扱方法の認識不足や不具合の症状が出た際のリカバリーの方法を知らない為に故障だと勘違いしてしまうケースも多いようです。取扱説明書などにも再度、目を通しておいた方が良いかも知れませんね。

沸き上げの湯量を「おまかせ」設定にしていて湯切れしてしまった

エコキュートの「おまかせ」モードは過去一週間のお湯の使用量を記憶していて、それを基に無駄のない経済的な湯量を計算して設定してくれる優秀なお手伝いさんのような機能なのです。ですから普段の生活では問題なく非常に便利な設定であるのですが、急な宿泊客などでお湯の使用量が増加したような場合には対応できずにお湯切れをおこしてしまいます。

ですから、このような場合には「おまかせ」モードを一時的に解除して事前に手動にて「沸き増し」運転を実行するようにしてください。そして忘れてはいけないのが、その後に再度「おまかせ」モードに設定しておくことです。

本来稼働すべき夜間の時間帯になっても「沸き上げ」運転が始まらない

エコキュートは毎晩、決まった時刻になれば稼働をスタートするものではありません。貯湯タンク内に多くのお湯が残っている場合や、湯温が比較的高温である場合などにはあえて時間を遅らせて稼働を開始するケースも珍しくありません。要は翌朝までにタンク内に規定量のお湯が沸きあがっていれば問題ない訳です。逆に言えば、余り早くに沸き上がっても保温の為の電気代が余分に掛かってしまうことになりますからね。

ヒートポンプユニットの「沸き上げ」運転が突然停止してしまった

エコキュートは突発的な電圧変動などがあった場合には、本体を保護するという意味で運転を急停止するケースがありますが問題がなければ約3分後に自動的に稼働復帰してくれます。

お湯を全然使用していない場合でもリモコンの残湯量の表示が減少する

これは別に故障ということではありません。放熱によってお湯を使用していない時でも湯量が減少する場合があるのです。

ヒートポンプユニットが「沸き上げ」運転中にドレン口から常時水が出ている

ヒートポンプユニットの稼働中は大気から熱を吸収するのですが、その際に結露した水をドレン口から排出する仕組みになっています。ちょうどグラスに冷たいビールを注ぐとグラス表面が結露して露が垂れますが、あれと同じ現象ですから心配無用です。

ヒートポンプユニットの運転停止中にもファンが回っている

「沸き上げ」運転が終了した直後は製品保護の為に1分間程ファンが回転します。また室外の気温が高い夏場などは、「沸き上げ」していない場合にも製品保護の意味でファンが回転している場合もあります。

エコキュートでよく発生する不具合や故障の内容とその対応策

普段、私たちがよく遭遇する不具合には以下のようなケースがあります。

蛇口から水しか出てこない/お風呂の足し湯ができない

このケースで多いのは単にお湯の使用量が多くなり過ぎて「湯切れ」の状態になっているパターンです。このような時には一度、お湯の沸き上げを実行してみてください。

また別の可能性としては、温度をコントロールしている基盤が劣化している場合があります。一旦、エコキュートをリセットしてみて、それでも直らない時は基盤が故障してしまったか、他の温度検知器などのパーツ故障も考えられますから業者に修理を依頼する必要があります。これは初期不良でよく見られる故障です。

お湯張りの際にお湯が停止しない

この症状が出た時にまずチェックすべきことは水位の設定ミスがないかどうかです。最初にそれを確認してください。そして次に多い原因が浴槽の循環口のフィルターが入浴剤や湯アカなどで詰まってしまっているケースです。そしてフィルターも問題ないのであれば水位センサーの故障の可能性があります。

シャワーのお湯の温度が変動する

キッチンでの給湯温度は安定していますか?もしもお風呂のシャワーだけが給湯温度が安定しないのであれば、混合水栓(サーモスタット水栓)の問題と思われます。キッチンでもお風呂場でもお湯の温度が変動して安定しないとなるとエコキュート自体の不具合が疑われます。

機器や配管などからの水漏れ

エコキュートの機器類や配管の接合部分などは本来ゴムパッキンなどで水漏れを防ぐようになっていますが、長い年月の経過によってゴムなども劣化してしまって水漏れが発生するケースがあります。当然このような場合にはパッキン交換が必要になります。また貯湯タンクのひび割れや配管劣化によるひび割れの場合もありますから、その場合には配管交換などが必要になってきます。

機器エラーを原因とする故障

エコキュートには故障時に自己診断して故障原因をエラーコードで表示する優れた機能があります。もしエラーコードが表示された場合には、メーカー取扱説明書に従って故障の原因を取り除いてからエコキュートをリセットしてみてください。それでも復旧しない時には設置業者に修理を依頼してください。

エラーコード表示が出た場合のエラー内容、原因、対処に関して

数多くあるエラー表示の中でも、比較的目にする機会が多いと思われるコード内容に関してその原因と思われる事柄や対処方法を簡単に説明しましたので参考になさってください。

エラーコードC03

  • (エラー内容)沸き上げが正常にできない。高圧異常
  • (原因)配管の凍結、配管の詰まりやつぶれ、配管の逆接続など。
  • (対処方法)貯湯タンクユニットの排水栓を通常の位置に戻し給水配管専用止水栓を開いて、ヒートポンプ配管のエア抜きを実施します。ヒートポンプ配管のAとBが逆に接続されていないかの確認をしてください。

エラーコードC19

  • (エラー内容)沸き上げが正常にできない。冷媒吐出温度異常など。
  • (原因)配管の凍結、配管の詰まりやつぶれ、配管の逆接続など。
  • (対処方法)貯湯タンクユニットの排水栓を通常の位置に戻し給水配管専用止水栓を開いて、ヒートポンプ配管のエア抜きを実施します。ヒートポンプ配管のAとBが逆に接続されていないかの確認をしてください。

エラーコードC20

  • (エラー内容)沸き上げが正常にできない。沸き上げ温度高温異常など。
  • (原因)配管の凍結、配管の詰まりやつぶれ、配管の逆接続など。
  • (対処方法)貯湯タンクユニットの排水栓を通常の位置に戻し給水配管専用止水栓を開いて、ヒートポンプ配管のエア抜きを実施します。ヒートポンプ配管のAとBが逆に接続されていないかの確認をしてください。

エラーコードC21

  • (エラー内容)沸き上げが正常にできない。沸き上げ温度低温異常など。
  • (原因)配管の凍結、配管の詰まりやつぶれ、配管の逆接続など。
  • (対処方法)貯湯タンクユニットの排水栓を通常の位置に戻し給水配管専用止水栓を開いて、ヒートポンプ配管のエア抜きを実施します。ヒートポンプ配管のAとBが逆に接続されていないかの確認をしてください。

エラーコードC27

  • (エラー内容)沸き上げが正常にできない。コンプレッササイクル系の異常(負荷急変など)
  • (原因)配管の凍結、配管の詰まりやつぶれ、配管の逆接続など。
  • (対処方法)貯湯タンクユニットの排水栓を通常の位置に戻し給水配管専用止水栓を開いて、ヒートポンプ配管のエア抜きを実施します。ヒートポンプ配管のAとBが逆に接続されていないかの確認をしてください。

エラーコードC30

  • (エラー内容)沸き上げが正常にできない。入水温度高温異常。
  • (原因)配管の凍結、配管の詰まりやつぶれ、配管の逆接続など。入水温度が異常に高温になる。
  • (対処方法)貯湯タンクユニットの排水栓を通常の位置に戻し給水配管専用止水栓を開いて、ヒートポンプ配管のエア抜きを実施します。ヒートポンプ配管のAとBが逆に接続されていないかの確認をしてください。

エラーコードF06

  • (エラー内容)お湯張りに異常あり。
  • (原因)配管の凍結や詰まり。コネクタ抜けなど。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラー解除します。凍結している場合は、解氷後に凍結防止工事を実施します。

エラーコードF08

  • (エラー内容)貯湯タンクや配管からの漏水を検知。
  • (原因)漏水。
  • (対処方法)漏水箇所の処置をした後で、漏水センサー部の水を抜きエラー解除を行います。

エラーコードH01

  • (エラー内容)リモコンと貯湯タンクユニット間の通信不良。
  • (原因)別機種用のリモコンを使用。貯湯タンクユニットに100V電源を供給。漏電遮断器が「切」になっているなど。
  • (対処方法)本体に合ったリモコンに変更。電源を200Vに変更。漏電遮断器を「入」にします。

エラーコードH10

  • (エラー内容)貯湯タンクとヒートポンプユニットの異常。
  • (原因)回路の故障やタンクとポンプの組み合わせが正しくない可能性あり。
  • (対処方法)ユニット間のケーブル接続や断線の有無を確認。アース工事を確認。コネクタ抜けを確認。機器のリセット後にエラー解除します。タンクとポンプの組み合わせが間違いないかの確認など。

エラーコードP00

  • (エラー内容)給湯温度の異常。お風呂の機能が使用不可の状態。
  • (原因)サーミスタの断線などの故障やコネクタ抜けなど。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラーを解除して、お風呂自動を「ON」にします。リモコン線の接続部どうしの接触をチェックし問題なければ電源「ON」にします。

エラーコードP01

  • (エラー内容)給湯温度の異常。シャワーや蛇口が使用できない状態。
  • (原因)サーミスタの断線などの故障やコネクタ抜けなど。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラーを解除して蛇口を開くようにします。リモコン線の接続部どうしの接触をチェックし問題なければ電源「ON」にします。

エラーコードP05

  • (エラー内容)お湯張りに異常あり。
  • (原因)貯湯タンク内の水量不足や浴槽栓の抜け、アダプタの詰まりや配管凍結など。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラーを解除して、お風呂自動を「ON」にします。風呂配管の凍結や浴そうアダプタの詰まり、つぶれをチェックします。タンクに水がない時は満水にします。

エラーコードP10

  • (エラー内容)給湯温度の異常。風呂機能が使用不可の状態。
  • (原因)サーミスタの断線などの故障。コネクタの抜けなど。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラーを解除して、お風呂自動を「ON」にします。リモコン線の接続部どうしの接触をチェックし問題なければ電源「ON」にします。

エラーコードP11

  • (エラー内容)給湯温度の異常。風呂機能が使用不可の状態。
  • (原因)サーミスタの断線などの故障。コネクタの抜けなど。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラーを解除して、お風呂自動を「ON」にします。リモコン線の接続部どうしの接触をチェックし問題なければ電源「ON」にします。

エラーコードP16

  • (エラー内容)沸き上げの際の水の循環に異常あり。
  • (原因)貯湯タンク内の水量不足。配管の凍結や詰まり、ヒートポンプの配管を逆に接続している。
  • (対処方法)ヒートポンプの配管AとBが逆に接続されていないかチェックしてエラーを解除。沸き上げ30分から1時間後にタンク側のヒートポンプB配管が熱くなっているか確認。

エラーコードP20,P21

  • (エラー内容)給湯温度の異常。シャワーや蛇口が使えない状態。
  • (原因)サーミスタの断線などの故障やコネクタの抜けなど。
  • (対処方法)コネクタ抜けの確認後にエラーを解除して蛇口を開放します。リモコン線接続部どうしの接触がなければ電源を「ON」にします。

エラーコードP35

  • (エラー内容)給湯の際に使用する弁に異常あり。
  • (原因)電磁弁のゴミかみ、コネクタの抜けなど。
  • (対処方法)電磁弁のゴミかみやコネクタの抜けを確認後にエラーを解除します。

エラーコードP36

  • (エラー内容)ヒートポンプに異常あり。
  • (原因)ヒートポンプの凍結やコネクタの抜け、異物の存在など。
  • (対処方法)コネクタの抜けを確認後にエラーを解除します。同時に異物のチェックを行い凍結があれば解氷します。

エラーコードP37

  • (エラー内容)自動お湯張りや追い焚きに異常あり。
  • (原因)配管の凍結、コネクタの抜け、異物の存在など。
  • (対処方法)コネクタの抜けを確認後にエラーを解除します。同時に異物のチェックを行い凍結があれば解氷します。

エラーコードU00

  • (エラー内容)給湯温度の異常上昇。
  • (原因)サーミスタの断線などの故障、断水や配管凍結など。
  • (対処方法)サーミスタ断線のチェックと再接続など。

エラーコードU03

  • (エラー内容)自動お湯張りに異常あり。
  • (原因)浴そうの栓抜け、配管やアダプタの詰まりなど。
  • (対処方法)浴そうアダプタや配管の詰まりチェックと清掃。その後にお風呂「自動」をONにします。

エラーコードU04,U05

  • (エラー内容)お湯切れの通知
  • (原因)沸き上げ設定での誤作動
  • (対処方法)「満タン」設定にして沸き上げ運転を実施します。

エラーコードU09

  • (エラー内容)自動お湯張りの試運転が正常に作動していない。
  • (原因)サーミスタの断線や故障、配管の詰まりなど。
  • (対処方法)サーミスタのチェック、配管の詰まりやコネクタ抜けの確認後にエラー解除します。

おわりに

エコキュートも平均寿命とされる10年を過ぎると色々と故障の頻度も増えてきます。場合によっては、修理するか新たに買い替えるかの決断を迫られる局面もあると思います。しかし、それまでは修理対応しながら、できる限りエコキュートには長く働いてもらいたいものですね。

メンテナンスには自分たちで対応できる内容もありますから、その範囲のことは計画的にきちんと実行しながら、どうしても専門業者でないと修理できない事柄についてはプロに任せるしかありません。普段からこまめに自分たちで手入れしながら、必要最低限の修理頻度に抑えたいものです。