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エコキュート

日立エコキュートを徹底解明!独自技術で躍進するその凄さとは?

日立のエコキュートが「極めて高い省エネ性」を誇ると言われている理由を徹底的に解説!省エネ性能No.1に輝いた「ウレタンク」や「水道直圧給湯」「ナイアガラ倍速湯はり」など日立独自の注目すべき機能を詳しく解説するとともに、検討すべき理由を解説!

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この記事の目次

ご存知の方も多いと思いますが、私たちが普段よく耳にするこの「エコキュート」という名称は単なる愛称であって正式名称としては「自然冷媒ヒートポンプ式給湯機」という長くて難しい名称が付いています。しかし一般家庭に広く普及させる為に、文字通り「エコな給湯」をもじって覚えやすく親しみのあるネーミングにした訳です。

ここでいう自然冷媒とは二酸化炭素を意味しており、フロンガスなどと違って地球温暖化にも加担せず、オゾン層も破壊しないなど自然環境に非常に優しい給湯機と言えるのです。「ヒートポンプ式」というのは空気中の熱を利用してお湯を沸かす技術で、電気を直接的に熱に変えていた従来の電気給湯機と比較すると、より少ない電力でお湯を沸かせるスグレモノです。

つまり「エコキュート」は自然環境に優しいだけではなくて、私たちのお財布にも優しい素晴らしい給湯システムなのですね。

日本国内でエコキュートを製造販売しているメーカーは複数ありますが、今回は特にオリジナリティー溢れる技術で人気のエコキュートを提供している日立製のエコキュートをご紹介致しましょう。日立のエコキュートの大きな特長は、日立オリジナルの省エネ技術が製品にふんだんに盛り込まれていることでしょう。以下にそのユニークな機能をお知らせしましょう!

「ウレタンク」極めて高い省エネ性能が自慢!

以前から使用されている発泡スチロールの保温材と比較すると、ウレタンフォームは断熱性能が非常に優れています。その断熱効果の高いウレタンフォームが貯湯タンクユニットの表面に隙間なく完全に充てんされていますから「ウレタンク」のお湯は冷めにくいのです。まさに貯湯タンク自体を魔法瓶にしてしまったようなイメージですね。

貯湯タンク内の90度のお湯が12時間経過後で従来の発泡スチロール+真空断熱材の機種では、マイナス5℃の約85℃と低下温度が5℃であったのに対して、ウレタンフォーム+真空断熱材の貯湯タンクでは、わずかマイナス2.5℃の温度低下にとどまり約87.5℃と極めて高い省エネ効果によって、お湯が非常に冷めにくい貯湯タンクに仕上っています。

結果として日立エコキュートの最上位モデルでは、省エネ性能NO.1のAPF(年間給湯保温効率)3.9という業界トップの数字をたたき出しました(2016年)。APF(年間給湯保温効率)というのは、一年間に使用する給湯に必要な熱量÷一年間で必要な消費電力量のことで、給湯機を稼働させた時の単位消費電力量あたりの給湯熱量を表した指標です。簡単に言えば、一年を通して平均した給湯効率ですね。

例えばAPFが3.5と言えば効率350%を意味しており、数字が大きいほど高効率(省エネ)であるということです。また耐震性においても最高レベルの耐震クラスSに対応しています。これは貯湯タンク本体だけでなく脚部にも隙間なくウレタンフォームを充てんしたことで耐震強度が一段とアップしたと考えられるのです。

「水道直圧給湯」を採用!

日立エコキュートのさらなる特長は水道直圧給湯です。ですから浴室と台所で同時にお湯を使っても全然問題ありません。3階の浴室でも十分な圧力でシャワーが使用できますよ。ですから嬉しいことに高い給湯圧力と水量が必要とされる多機能シャワーヘッドも十分使えるのです!

この「水道直圧給湯」は確かにユニークで非常にメリットのある給湯方法なのですが、気を付けなければならない点がひとつあります。それは当然ながら、給湯圧力が直接水道圧(給水元圧)に左右されるという点です。

水圧の基準は国で決められた150kPa~500kPaであり、通常は200kPa~400kPa程度が理想的とされています。念の為に事前にお住いの地域の給水圧力がどの位なのか?管轄の水道局に問い合わせされては如何でしょうか。ほとんどは問題なく大丈夫と思いますが。

直圧の給湯用及び給水用配管には、強度があって腐食にも耐久力があり汚れにくいステンレス配管が使用されています。また水道水を瞬間的に沸かすプレート式熱交換器を利用しているので、そのまま飲むこともできる訳ですね。飲料使用も可能な水道直圧給湯ですから、最近生野菜がシャキッとした食感になるとして評判の「50℃洗い」の準備も簡単にできますね。

50℃洗い」とは?

スチーミング調理技術研究会代表の平山一政氏の提案した方法で、50℃前後のお湯で野菜などを洗うと「ヒートショック」という現象で葉の表面の気孔が開いて水分を吸収できるので葉物野菜がみずみずしくシャキッとするというものです。

「ナイアガラ倍速湯はり」モードって何?

この「ナイアガラ倍速湯はり」モードにリモコン設定すると、通常なら「標準湯はり」モードで約11分30秒掛かるところを、ほぼ2倍の速度の「ナイアガラ倍速湯はり」なら約5分45秒で完了します(浴槽の湯量を180Lとした場合)。

他社製が大体12分前後であることを考えれば、これはまさに驚異的なスピードと言えるでしょう!この「ナイアガラ倍速湯はり」モードは、ふろ湯はり回路を2系統にすることで「標準湯はり」モードに比べて約2倍のスピードを実現したのです。

もしお湯が冷めていても、設定温度にすばやく追い炊きが可能です。例えば、30℃に冷めたお湯(180L)が約7分30秒で40℃にまで高速で追い焚きができるのです。これも流速の速い循環ポンプや熱伝達面積の大きい螺旋状の追い焚き熱交換器の効果ですね。

また別売りですが、快泡浴用ふろ循環アダプター配管キットを使用して「快泡浴」を楽しむことができます。吹き出す噴流とはじける気泡で心地よい入浴をどうぞ!この「快泡浴」を使用することで、皮膚の表面温度が高く維持されて湯冷めしにくくなる効果がありますよ。

ステンレス・クリーン自動洗浄システム

ふろの追い焚き配管にステンレス管を使用しています。従来の銅管と比較して腐食しにくく強度もあり汚れにくいスグレモノです。加えて、浴槽の排水時に水道水でふろ追い焚き配管を自動的に洗浄しますから手間いらずですね。

入浴剤が使用可能!

フィルター詰まりなどで故障の原因になるとして従来は使用ができなかった入浴剤ですが日立のエコキュートは、にごりタイプ以外の色々な入浴剤を使用することが可能です。「バブ」や「バスロマン」「バスクリン」「きき湯」など人気銘柄の入浴剤が使用できますから嬉しいですね!

汚れガードパネル」で掃除もらくらく!

貯湯タンクユニットの外板に親水性のコーティングが施してあり、水滴や汚れが付きにくく落ちやすいので掃除が非常に簡単で楽です。普通、コーティング処理がされていない外板の場合は表面の汚れと水滴が一種に流れて黒い汚れのスジができますが、親水性コーティング処理がなされていると外板表面の親水性塗膜によって水滴がなじみ汚れの下に入り込んで汚れが洗い流されるのです。

「インテリジェント制御」とは何か?

 さてインテリジェント制御として、一体どのような機能が提供されているのでしょうか。

省エネ保温

センサーで浴槽の湯温をチェックしてお湯の温度低下時間などを学習します。例えば自動保温の場合は毎15分ごとにセンサーで検知して、お湯の温度が下がっていれば自動で保温しますが、この省エネ保温では前日に学習したお湯の温度低下の時間によって検知の回数を最低限にすることで、ふろ保温時で最大35%程度の省エネになるのです。

入浴検知追い焚き

浴槽の水位上昇で入浴開始を検知して、もし設定温度よりも実際のお湯の温度が下がっていれば即座に追い焚きをスタートします。

沸き増し節約

過去一週間のお湯の使用状況を復習して、深夜の時間帯以外は「湯切れ防止」機能による沸き上げを極力実施せずに電気料金を節約しようとする嬉しい機能です。

お好み量沸き増し

リモコン上に表示されるタンク内の残湯量目盛りによって、希望する沸き増し量がこまめに無駄なく選択できます。

節約サポート機能

この機能は実際に使用した湯量や使用実績に応じたおすすめ設定などを知らせてくれて電気代の節約に繋がるバックアップをしてくれる心強い味方です。内容的には次の4点があります。

使用湯量目安

お湯の使用実績を昨日分と比べてどうか? 週の平均値と比較して多いか少ないか?など一目でチェックできます。さらにタンク内のお湯の残量も昨日と比較、確認することができます。

おすすめ設定

過去からのお湯の使用実績などを学習して把握してくれているので、ご自宅の状況に最適な「沸き上げ設定」を提案してくれるサポート機能です。

シャワーアラーム

台所の蛇口や浴室のシャワーなどで、事前に設定した連続使用時間を超過した場合に3段階のアラームが鳴って知らせてくれる機能です。

上手な使い方

リモコン上で、もっとかしこく無駄のないエコキュートの活用方法などのポイントを表示して教えてくれます。2016年4月以降実施されている電力小売りの全面自由化にも対応しているので、新電気料金プランにピッタリと適合した沸き上げ運転の設定がリモコン上で選択できます。

さらにピークカットやピークシフトにも対応しているので、昼間の時間帯の電気料金の高い時の沸き上げ運転を停止して電気代を節約します。それと同時に家庭の電力消費が多い時間帯での沸き上げ運転もストップして最大消費電力を抑制することで実量制契約(※)による基本料金の節約につなげます。

また万一の災害時や断水などの非常時にも貯湯タンクユニットに残っているお湯(あるいは水)を生活用水として活用できるよう非常用の取水栓を装備しています。

※実量制契約:スマートメーターで計測した過去一年間の最大消費電力のうち最大の月の消費電力の最大値が契約電力になり基本料金が決定します。

その他の特長として

日立エコキュートは井戸水や高硬度の水道水にも対応しています!日本国内では特に山間部などで井戸水を現在も生活用水として利用されている方も多いと思います。通常、普通のエコキュートでは故障の原因になり得るとして井戸水などは使用できませんでした。

しかし日立エコキュートに関しては、従来は使用不可であった「井戸水」や「高硬度の水道水」にも幅広く対応しています。でも、どうしてそんなことができるのでしょうか?一般的に井戸水などにはカルシウムが多く含まれており、これがエコキュートの配管詰まりの原因になるとして使用不可とされてきたのです。

しかし日立の井戸水対応型のエコキュートでは、水を瞬間的に沸き上げて給湯する日立オリジナルの「水道直圧給湯」方式を使っています。タンクへのお湯の入れ替え量を減らすことができます。それは要するに配管詰りの原因であるカルシウムなどの流入を抑制することができる訳ですね。

嬉しいことに硬度200mg/リットルまでの井戸水や高硬度水道水を使用することができることになりました。また560リットルの貯湯タンクユニットを備えた井戸水対応型の大容量モデルもラインアップしており、5~7人の大家族の需要にも十分対応できます。

貯湯タンクユニットの耐震性向上!

日立エコキュートのタンク容量460リットル及び370リットルの12機種の耐震性が向上致しました。貯湯タンクの脚受け部分の溶接強化及びボルト本数を増やしたことで耐震クラスAをクリアしています。

大型の液晶リモコンで作業性が大幅に向上!

台所や風呂場に設置されているリモコンスイッチは高精細のフルドットマトリックスを採用したホワイト大画面液晶ですから、アニメーションによる運転状態の表示なども可能となり非常に使いやすくなっているのです。

おわりに

現在、エコキュートの買い替えや新規購入を検討されているご家庭も多いかと思います。その際には、オリジナリティー溢れる機能が満載の日立のエコキュートも選択肢のひとつとして検討されては如何でしょうか?

特に自然災害の発生が多い昨今ですが、突然の断水などに直面してもエコキュートがあれが当面の生活用水にも困りません。もしも太陽光発電と組み合わせて使用するのであればさらに備えは万全になりますね。停電状況が長く続いても自家発電の電力が常に使えますから生活自体は通常と何も変わりません。当然、お風呂も毎日入ることができます。

そういう観点から見れば、エコキュート自体が生活防衛の貴重なツールと言えるかも知れませんね。検討してみる価値は十分にありそうです。