エコキュート
オール電化住宅における浴室暖房乾燥機について、メリット・デメリットを交えながら徹底解説!浴室暖房乾燥機の基礎知識はもちろん、どんなご家庭に向いているのか、電気式とガス式とではどう違うのか、設置方法や電気料金を節約するコツは何かまで詳しく解説
544
最終更新 -
この記事の目次
現在既にオール電化住宅に住んでおられる方、また現在導入を検討されている方も多いと思います。オール電化住宅のメリットを最大限に活かして、デメリットを最小限に抑えることで電気料金をより一層節約して便利で快適な生活を送りたいものです。
オール電化住宅というのは文字通り家庭内の使用エネルギーをすべて電気で賄っている住宅です。従ってガスや冬場の灯油なども一切使用しません。最近ではかなり一般的になってきていますがオール電化住宅における設備は以下のようなものです。
一口に浴室暖房乾燥機と言っても大きく分けて「電気式」と「ガス式」があります。それぞれに特徴がありランニングコストも異なりますから留意する必要があります。
電気式の場合には「ヒーター式」と「ヒートポンプ」の2種類があります。ヒーター式の場合はドライヤーのように自らが発熱する構造なのに対してヒートポンプ式は周囲の空気の熱をコンプレッサーに取り込んで熱を発生させるタイプであり掛かる電気料金を考慮すればヒートポンプを使用した製品の方が安くなります。
ガスを使用してお湯を沸かして、その熱を活用することで浴室の乾燥や暖房を行うタイプです。当然ながら、ガス専用の設備の導入が必要になってきます。ランニングコストは電気式と比べると割高になりますが、パワーが強いので電気式よりも必要となる乾燥時間は短縮できます。
浴室暖房乾燥一回あたりの電気料金やガス料金は簡単に自分で計算することができます。
製品本体に貼られているシールや添付されているカタログに「消費電力・kw」が記載されていますから、「消費電力(kw)x 運転時間 x 電力量料金」で計算してみてください。もし電力量料金が不明であれば、使用している電力会社のホームページでチェックすることもできます。浴室暖房乾燥機の製品モデルや使用条件等で多少電気料金は異なりますが、30分あたりの目安で大体16円前後かと思われます。
こちらも本体の貼り付けシールなどで「ガス消費量」をご確認ください。「ガス消費量x 運転時間 x ガス契約料金」で簡単に算定できます。ガスの契約料金はガス会社が発行する検針票などに記載されています。ガス式の場合も使用機種などによってガス料金は変動しますが、一般的には30分あたりの目安は大体27円程度でしょうか。
ランニングコストの比較では「電気式」の方が安くて有利と言えます。コスト的には割高となる「ガス式」なのですが、パワー的に強いので乾燥時間が短縮できるという利点があります。
「電気式」の浴室暖房乾燥機は室内機だけの設置なので「ガス式」と比べて取り付け工事は比較的簡単で安く済みます。通常、浴室暖房乾燥機の設置に関しては自宅の新築工事や浴室リフォームの際に並行して取り付け工事を実施する場合が多いです。
設置する機種のタイプには3種類あり「天井埋め込みタイプ」「天井付けタイプ」「壁掛けタイプ」があります。中でも「天井埋め込みタイプ」は薄型なのでスッキリした見た目で人気がありますが、後付けになると大掛かりな工事が必要となってしまってコストアップにもなるので「天井付けタイプ」か「壁掛けタイプ」を選択するのが一般的です。
また各メーカーが販売している浴室暖房乾燥機には特長ある様々な機能が搭載されていますから、各ご家庭の家族構成や生活パターンなども考慮して最適なモデルを選ぶようにしてください。
またエコキュートの導入を検討されている場合には、通常タイプのお風呂や台所での給湯専用ではなく、多機能タイプとして床暖房や浴室暖房乾燥機にも使用できるエコキュートがありますから選択肢のひとつとして検討する価値はあると思います。
浴室暖房乾燥機能を搭載しているエコキュートは各メーカーから発売されていますが一例として「パナソニック エコキュート DFシリーズ iミスト機能付き」「ダイキン エコキュート Xシリーズ エコミスト機能付き」などがあります。
オール電化にしていない一般家庭と比べてオール電化住宅はガスや冬場の灯油燃料などは使用しませんからトータル的に光熱費は安くなります。しかし家庭内で使用する家電製品の中でも、この浴室暖房乾燥機の使用電力量は大きいですから、その分どうしても電気料金も高くなってしまいます。なぜなら洗濯物の乾燥の為にヘアドライヤーを何時間も付けっ放しにするようなものですから。
オール電化でいくら安い電力プランを契約していても少しでも使用電力量を節減できるのであれば、それに越したことはありません。その為には具体的にどのような取り組みや工夫があるのでしょうか?日頃のちょっとした工夫を習慣化することで大きな節約効果が望めるのです。
オール電化住宅で夜間電力が安い契約プランの場合には、当然ながら夜間に集中して浴室乾燥するようにして、電力料金の高い日中に乾燥しなければいけない時は緊急の際のみに限定します。
もちろん浴室暖房乾燥の利用時間を極力短縮することが電気料金の節減になります。エアコン使用に加えて扇風機を同時使用しながら乾燥させた方が電気料金は安価に抑えられます。浴室暖房乾燥機の使用時間を従来の三分の一にすれば年間で大体目安として24,000円程度の電気料金が節約できるとされています。とは言うものの部屋干しは臭い生乾き臭がするので困るという方も多いでしょう。でも安心してください。エアコンのドライ機能プラス扇風機の組み合わせで素早く乾燥させると生乾き臭は発生しません。その理由は生乾き臭が発生する原因が乾燥に時間が掛かって、その間に雑菌が繁殖してしまうからなのです。
もし浴室内に多量の水分が残っていれば、当然その分乾燥には長い時間が必要になってしまい電気料金も高くなります。浴槽にまだぬるま湯が残っているような場合には、必ず浴槽にふたをするようにしてください。そして浴槽内の壁や床の水気を拭き取ってから乾燥スタートするように心掛けてください。これだけでも乾燥時間が短縮されます。
浴室暖房乾燥機のフィルターは3カ月に一度位は掃除するようにしましょう。フィルターが目詰まりすると乾燥が効率よくできなくなって電気料金も高くなりますから。
浴室暖房乾燥機の主たる機能は「乾燥」「暖房」「換気」そして「衣類の乾燥」です。
しかしこれだけではなく話題の「ミストサウナ機能」を搭載した商品が人気です。この「ミストサウナ」には保湿作用や発汗作用があるのでリラックス効果に加えて、しっとりした美肌効果も期待できるのです。更に「防臭機能」や「カビ抑制機能」を完備したような商品も登場しており多彩な商品ラインナップの中から自分たちにより適した機種を選択することができます。
浴室暖房乾燥機の機種の選定は自宅の浴室の大きさや家族のライフスタイル、大人数かどうかによっても適切なモデルは異なります。更には洗濯の頻度や洗濯物の量に応じて必要となる機能も変化すると思います。また浴室への乾燥機導入は自宅全体の換気にも関係する事柄ですから専門的な知識を持つ設計担当者に要望する機能を搭載しているモデルを絞り込んでもらうなど事前に細かく希望を伝えて導入後に後悔することがないよう総合的に検討する必要があります。
コスト面に加えて各ご家庭によって必要な機能の優先順位をしっかりと明確にした上でベストの機種選択をしてください。