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キューヘン製の電気温水器によく見られる不具合や故障について、症状や原因、対処方法を解説。修理を依頼すべきケースや「E00」から「E63」まで各エラーコードごとの原因と対策、買い替えるかどうかの判断基準や好ましくない入浴剤の種類まで徹底解説!
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この記事の目次
キューヘンは昭和34年に㈱ダイヘンと九州電力との共同出資で誕生した九州で唯一の変圧器メーカーですが電気温水器も製造しています。
今回はキューヘンの電気温水器に関して、よく見られる不具合や故障の症状とリモコン上に表示されるエラーコードの症状や対処などについて解説致します。
同時に電気温水器の製品寿命を延ばす為に必要な日頃からのこまめなお手入れの方法なども具体的にお知らせしますから是非とも実行するようにしてくださいね。
製品寿命が通常10~15年程度とされている電気温水器ですが、使用を開始してから10年以上が経過するとどうしても不具合の発生頻度が多くなってきます。そのような場合にその症状が故障ではなく単なる一時的な不具合なのか、或は専門業者に点検・修理を依頼する必要があるのかを見極めなければいけません。
以下に故障ではない事例を紹介しますから十分に理解してくださいね。
通常であればお湯が沸いているはずなのにお湯が沸いていないようなケース。沸き上げ運転の途中に停電になってしまうと自動的に運転は止まります。実際に停電かどうかは近隣にも確認しましょう。また場合によっては自宅のブレーカーが落ちているようなケースもありますからチェックしてください。
電気温水器だけでなく家中の他の蛇口からも水が出ないケース。近隣の住宅にも念の為に断水状態であることを確認するようにします。特に最近では異常気象などの影響もあり大型台風の多発や局地的なゲリラ豪雨の発生も多くなっており従来以上に注意が必要です。
水が供給できない状態なので当然ながらお湯を沸かすことはできません。特に寒冷地に居住されている方は要注意ですね。未然に凍結を防止する方法としては配管の表面を布等で巻いて保温したり、微量の水を常時流し続けたりするなどの工夫が必要です。
これは単純にお湯を使い過ぎた為に電気温水器の貯湯タンクが空っぽになってしまった状態です。日頃はタンク内の貯湯量と使用量のバランスがキープされていても、来客等が多い年末年始やお盆休みの時期などで急にお湯を使用する人数が増えるとお湯切れを起こす恐れがあります。
場合によっては安全弁の故障や電気温水器本体からの水漏れなどによってお湯切れが発生してしまうケースがありますが、その場合には業者による点検・修理が必要になります。
お湯が沸いていない。電気温水器にも給水されていない。電源が入っていない。電源がOFFの状態なので、当然電気温水器は作動しません。電源ONにして復旧してください。
電気温水器に不具合の症状が発生した際には、まず上記の一時的な不具合の可能性を疑ってください。そして、その上で下記のような症状が確認できる場合には専門業者に点検・修理を依頼する必要があります。
キューヘン製の電気温水器で不具合の症状が発生した際にリモコン上にエラーコードが現れますが、そのコードが意味する症状や対処法は以下の通りです。詳細な説明は製品取扱説明書をご参照ください。
温水器の漏電遮断機が切れている
漏電遮断機の電源レバーを全部ONにする
湯沸かし部品の不具合
エラーコードを業者に伝えて点検・修理を依頼する
温水器内の部品の不具合
200V電源ブレーカーまたは分電盤の配線用遮断器と温水器の漏電。遮断機の電源レバーを全部OFFにして、エラーコードを業者に伝えて点検・修理を依頼する
浴槽アダプターよりも上部に水がない状態
貯湯タンクの湯切れ
設定温度を下げて出湯するか、沸き増しや深夜の湯沸かしを行う
湯張り時間オーバー
流量が不足しています。複数の場所で同時にお湯を使用している場合はお湯の使用場所を減らして再度、風呂自動スイッチを押す
貯湯タンクの水位低下
浴槽内に残水がある
浴槽に残水がないことを確認してから、再度風呂自動スイッチを押す
浴槽の栓抜けか閉め忘れ
浴槽の栓が閉まっていることを確認後、再度風呂自動スイッチを押す
現在、使用中の電気温水器を少しでも長持ちさせる為には、日頃からのお手入れやメンテナンスが欠かせません。決して面倒で難しい作業ではありませんから是非、定期的に実行するようにしてください。手順は以下の通りです。
目視だけですから非常に簡単です。電気温水器の下が水で濡れていないかどうか確認するだけです。もし水濡れしているようならタンク等からの漏水が疑われるので即座に修理が必要になります。もしマンションなどの集合住宅などの場合は、階下の住人への影響もありますから大至急の修理を依頼する必要があります。
ブレーカーに異常がないかどうかは以下の手順でチェックします。
この逃がし弁が故障していると給湯器内部の圧力が異常に高くなった際に減圧ができず大変危険です。点検は下記の順序で実施してください。
*また水漏れの点検として本体操作部の湯上げランプが消灯時に排水管からお湯が出ていないかも確認する
家庭の電気ケトルと同様に電気温水器の貯湯タンク内部もサビや水垢などで汚れています。半年に一度位はタンク内部の掃除を実行するようにしてください。以下の手順で簡単に実施できます。
*タンク内部の掃除と言っても直接ブラシなどで掃除する訳ではありません。タンク内部に沈殿している鉄分などの不純物をタンク内の水で洗い流して汚れを除去するという作業です。
これはブラシなどで浴槽フィルターを擦って水洗いするだけです。万一フィルターが目詰まりすると追い焚きができなくなる恐れがあります。
機種によっては配管の自動洗浄機能が搭載されているモデルもありますが、装備されていない場合には手動で洗う必要があります。半年に一度くらいはジャバなどの配管洗浄液を利用して配管内部の汚れを取り除いてください。
一般的に配管の接続部分にはゴムやシリコン製のシールやパッキンが使用されていますが、これらは消耗部材ですから経年劣化を起こして水漏れなどを発生させる場合があります。時々は配管の接続部分から水漏れを起こしていないかどうか目視確認するようにしてください。
入浴時には毎回、リラックスできるように入浴剤を使用するのが習慣になっている方も多いかと思います。でも残念ながら使用している入浴剤の成分が電気温水器にとってダメージを与える場合が多いのです。各メーカーの取扱説明書に詳しく記述されていますので念の為に確認してみてください。
一般的に配管内部の材質にダメージを与えるとされている入浴剤は下記のようなものです。通常使用されている入浴剤のほとんどがアウトと判定されているようです。
どうしても入浴剤を使用したい方は入浴中に追い焚き機能を使用しないことをお勧めします。追い焚き機能は浴槽のお湯が配管内部を循環しますから余計に入浴剤成分が配管内部に触れて影響が大きいと考えられる為です。
そしてリスクは入浴剤だけではなく、使用する水の質も問題となる場合があります。常時、水道水を使用しているのであれば問題ありません。しかし毎日、井戸水や温泉水を利用しているケースに関しては製品の品質保証の対象外としているメーカーが多い事を認識しなければいけません。
一般的に電気温水器の製品寿命は10~15年程度とされています。使用開始してから10年程度が経過して故障や不具合の発生頻度が従来と比べて多くなったと感じられるようなケースでは修理するか買い替えるか判断に迷う場合もあるでしょう。これは非常に悩ましい問題と言えます。
しかしひとつの判断基準として10年以上が経過しているのであれば思い切って買い替えを検討すべきではないでしょうか?
ちなみに購入後10年を経過するとメーカーサイドで修理に必要な補修部品のストックが無いようなケースもありますし、その時点で既にメーカーの保証期間も切れていますから、高い修理代金が掛かる恐れもあります。
更に電気温水器はキッチンでの使用と浴室などで毎日、使用する日常生活に欠かせない家電製品ですから故障してから買い替えを考えるのでは遅すぎます。日常生活に支障をきたしてしまいますから、少しでも早めの買い替えが無難と言えるのではないでしょうか。
今回はキューヘン製の電気温水器に関して、よく目にする不具合や故障の内容に加えてエラーコードが示す症状や対処法などについて解説しました。電気温水器は他の家電製品と比べても比較的、製品寿命が長く10~15年程度とされています。
しかし長寿を守る為には日頃からの細やかなお手入れやメンテナンスが欠かせません。自分たちで簡単にできる具体的なお手入れ方法も同時にご紹介しましたので是非参考にして実行してみてください。実際にやってみれば余り時間も掛からず面倒でもありません。是非、習慣化してくださいね。