エコキュート
ダイキン製のエコキュートでよくある故障とエラーメッセージの原因、対処法までを分かりやすく解説!自分たちで対応できる可能性が高いエラーの種類と対処法はもちろん、29のエラーメッセージが意味するものと原因・対処法もそれぞれポイントを絞って解説。
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この記事の目次
エコキュートは家庭における電気代節約の強力なパートナーですね。しかし他の電化製品と同様に製品寿命というものがあります。一般的には、大体10~15年程度とされていますが、目安としては10年前後から不具合の発生や修理が必要になるケースが増えてきます。
場合によっては、修理を依頼するか思い切って買い替えを検討するかの岐路に直面される方もいらっしゃるかと思います。エコキュートは比較的、複雑な構造を持った精密機械ですから故障や不具合も多岐に渡ります。この先、少しでも長く現在のエコキュートを利用できるように不具合の内容や対処方法などを勉強すべきではないでしょうか?
何らかの不具合が発生してリモコン上にエラーメッセージが表示されても、そのすべてが修理の為に専門業者を呼ぶ必要がある訳ではありません。
以下のメッセージがリモコン上に表示された場合は、慌てずに取扱説明書に記載されている処置方法を試してみてください。場合によっては復旧できる可能性があります。そして、もしも効果がないようならば業者に修理を依頼してください。
では自分たちで対応できる可能性のあるエラーにはどのようなものがあるのでしょうか?次に代表的なものを挙げてみましょう。
システムエラーです。各リモコンと貯湯タンクの相互通信ができない状況です。これらのエラーコードが表示されたら、貯湯タンクユニットの漏電遮断機を3秒以上「OFF」にします。その後、再度「ON」にして使用してください。これだけでエラーが解除される場合があります。貯湯タンクの漏電遮断器の位置は機種によって異なります。
断水か給水止水栓が閉じている可能性があります。また配管が凍結しているかも知れません。凍結のケースでは、自然に解凍できるまで待つ必要がありますが、給水温度設定を「水」にしてチョロチョロと1分間に200ml程度出るようにお湯側の蛇口を開きます。そして最後に「決定」を押してください。
おふろの水を、ふろアダプターの10㎝上まではった状態にしてください。
このメッセージが出た時は、ヒートポンプユニット本体のファン周辺に雪が積もっている場合があります。それらの雪が溶けた後に貯湯タンクユニットの漏電遮断機を3秒以上「OFF」にして、その後で再度「ON」にして使用してください。
残り湯がある状態のままで試運転をしているのではありませんか?一旦、お風呂の残湯を完全に排水した後で「決定」を押します。エラーが解除できたら再度リモコンでお風呂試運転を実施してください。
貯湯タンクの不具合で浴槽へのお湯張りの温度が異常に高い為停止しています。
いきなり熱湯が出たりするので「ふろ自動」でのお湯張りはできません。しかし浴室の「蛇口」や「シャワー」のお湯を使用してのお湯張りは可能です。
貯湯タンクの不具合で洗面所や台所、シャワー向けの給湯温度が異常に高くなった為に停止しています。
蛇口やシャワーから熱湯が出る場合があるので給湯を中止して点検・修理を依頼して下さい。
貯湯タンクの不具合です。貯湯タンクの最上部で温度検知しているサーミスタが正確な温度を示していません。
エラーをリセットして不具合が再現するか確認してください。再度、同様の不具合が出るようであれば、点検・修理を依頼して下さい。
沸き上げポンプ(貯湯タンク~ヒートポンプユニットの循環ポンプ)の異常を検出したことで停止しています。
この原因としては「断水」「配管凍結」「給水止水栓が閉じている」の3つが考えられます。
貯湯タンクの不具合です。追い焚き運転ができない為に停止しています。
次の3つのケースがあります。
貯湯タンクの不具合です。追い焚き時の貯湯タンク内のポンプの不具合を検出しました。
エラーをリセットして不具合が再現するか確認して、依然として不具合が出る場合には点検修理を依頼します。
浴室リモコンか台所リモコンと貯湯タンク間の通信不具合です。
エラーをリセットして不具合の再現を確認してください。
貯湯タンクの不具合です。給水温度を検知するサーミスタが正しい温度を示していません。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にした後、再度「ON」にしてください。
貯湯タンクの不具合です。ふろの水やお湯を循環させるポンプの不具合を検出しています。
エラーをリセットして、それでも同様のエラーが出るなら修理を依頼します。
貯湯タンク~ヒートポンプユニット間のお湯の循環に不具合がある。
貯湯タンクの不具合です。おふろの循環ポンプがエア噛みの為、停止しています。
貯湯タンクに水がない場合、長期の不在などで水抜きを行っているようなケースでは、貯湯タンクを満水にしてからエラーのリセットをします。
貯湯タンクの不具合です。混合弁入り口の温度検知するサーミスタが正しい温度を示していません。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にして、再度「ON」にしてから使用してください。
貯湯タンクの不具合です。お湯張りが完了しても給湯が停止せず、ふろの水位が上昇し続けています。
エラーのリセットをします。エラー表示が消えたら、ふろの水位上昇の有無を確認してください。水位上昇がある時は、給水止水栓を閉めます。その後に修理の点検・修理の依頼をしてください。
貯湯タンクの不具合です。ふろ水位センサーの不具合を検出しました。
エラーのリセットをしてから、配管洗浄を実施してください。
ヒートポンプユニットの不具合です。高圧圧力が上昇し過ぎた為、停止しています。
ヒートポンプユニットの不具合です。高圧圧力スイッチの不具合で停止しています。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にした後で再度「ON」にして使用します。
ヒートポンプユニットの不具合です。外気温を検知しているサーミスタが正しい温度を示していません。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にした後で再度「ON」にして使用します。
貯湯タンクの不具合です。ふろ水流スイッチの不具合を検出した後に停止しています。
エラーのリセットをしていました。その後に配管洗浄を実施します。
貯湯タンクの不具合です。ふろの温度を検知するサーミスタが正しい温度を示していません。
エラーをリセットして不具合が再現するか確認してください。もし改善しない場合は修理を依頼してください。
貯湯タンクユニットの不具合です。沸き上げ三方弁の不具合で停止中です。
エラーをリセットして不具合が再現するか確認してください。改善しない場合には修理を依頼します。
貯湯タンクの不具合です。お湯と水を混合させる湯張り混合弁の不具合の為に停止しています。
熱湯が出る場合がある為、「ふろ自動」によるお湯張りはできませんが、「シャワー」や浴室の「蛇口」からのお湯でお湯張りはできます。
貯湯タンクの不具合です。水とお湯を混合させる給湯混合弁の不具合で停止しています。
シャワーや蛇口から熱湯が出る場合があるので、給湯の使用を中止して修理を依頼してください。
ヒートポンプユニットの不具合です。熱交換機の温度を検知するサーミスタが正しい温度を示していません。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にしてから、再度「ON」にして使用してください。
ヒートポンプユニットの不具合です。圧縮機に過電流が流れた為、停止しています。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にしてから、再度「ON」にして使用してください。
ヒートポンプユニット~貯湯タンク間の通信不良により停止しています。
貯湯タンクの漏電遮断機を10秒以上「OFF」にしてから、再度「ON」にして使用してください。
お湯張りに時間が掛かり過ぎている為に停止しています。
ご自宅のエコキュートも10年近く使用していると各部に使用されている部品が故障するケースも増えてきますが、比較的早期に起こる不具合の原因は単純な操作ミスが多いとされています。念の為にもう一度、メーカーの取扱説明書によく目を通すようにしてください。
そして故障発生のリスクを少しでも減らす為には日頃のセルフ・メンテナンスが必須です。特別難しいことではありません。ストレーナやフィルターの詰まりをブラシでこまめに掃除したり、配管洗浄を実施したりと心掛け次第でエコキュートのコンディションを常に良い状態に保つ事が可能になります。
また年に数回、貯水タンクなどの水抜きをしてやりましょう。これだけでも故障の発生抑制には効果てきめんです。これらの手入れを定期的に行うだけで結果的に不具合の発生回数の減少や掛かる修理費用の大幅な節約にもなる訳ですから決して怠ることはできないですね。エコキュート自体が非常に高価な製品ですから一年でも長く使用したいものですね。