IHヒーター
パナソニック製のビルトイン型IHクッキングヒーター「XJ」シリーズの特長や、どんな安全機能が搭載されているのか、どんな点が優れているのかなどを徹底解説!グリルの機能や特長についても、日立や三菱など主要メーカーとの比較を交えながら詳しく紹介!
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この記事の目次
現在既にビルトインIHクッキングヒーターを使用中の方、或は今後の導入を検討されている方もいらっしゃると思います。今回は国内の主要3メーカー(パナソニック、日立、三菱)の中で特にパナソニックの製品に絞って、その特徴や便利な機能などをご紹介致しましょう。
2019年5月にビルパナソニックの新製品としてビルトイン型IHクッキングヒーターの「XJ」シリーズが発売されました。そしてこの新機種の特長は意外にもタッチ式スイッチやプッシュ型のスイッチではなく、従来のガスコンロの操作感覚に近いダイヤルつまみタイプになったことでしょう。特に火力調整する際に違和感がなくて非常に好評のようです。
パナソニックの製品ラインナップでは高級モデルの「X」シリーズ、中級モデルの「XS」シリーズに加えて普及タイプの「G」シリーズなどがありますが、今回の使いやすい新製品「XJ」シリーズは中級モデルにランクされています。
このXJシリーズは本体にダイヤルつまみが装備されています。分かりやすいように左のダイヤルは左のIH用、中央のダイヤルはグリル用、右のダイヤルは右のIH用の調整つまみになっています。
これまでのIHクッキングヒーターでは従来のガスコンロと異なり視覚的に火力の強弱が分かりにくいという弱点がありましたが、パナソニックの機種では赤く光るリングの強弱(明暗)で一目瞭然です。
音声ガイドを搭載しているので基本的な操作の手順も音声と操作部のパネル表示で案内してくれますから非常に心強いです。更に通常モードでは、メニューの読み上げだけでなく、火力の強さや設定温度、タイマー設定まで音声で知らせてくれるので確認することができる為とても親切な機能と言えるでしょう。
また3口IHタイプのモデルでは、調理済みの鍋を後方のIHで保温しながら他の料理も効率良く調理することが可能で、終了時にはすべての鍋がホカホカの状態です。
IHクッキングヒーターの使用時に最大から最小の出力に合わせて冷却用のファンを4段階で運転するように設計されています。ちなみに弱火での加熱時の運転音は約25dB程度(ささやく声程度)の音量です。(パナソニックにて標準的な鍋を使用しての実測値)
基本的にIHクッキングヒーターの場合は電源OFFになっても、しばらくの間はトッププレートも高温のままですから極めて危険です。火傷などのリスクを未然に防ぐ為に、高温注意のメッセージが点灯するだけでなく、赤色の光るリングも注意喚起の為に同様に点滅して危険を知らせてくれるのです。
この機能は加熱モードで火力5以下にて約10分間以上加熱した場合に作動するようになっています。具体例としては煮物調理の際に焦げ付きを検知すれば即座に加熱が停止して音声案内と光るリング、「こげつき」の文字の点滅で知らせてくれます。
電源をONにした状態で一定時間ボタン操作しない場合に、自動的に電源がOFFになります。これは省エネ及び安全性に配慮した機能で出荷時の設定では15分でOFFになるようにセットされていますが、使用者の調理スタイルなどによって5分、10分、15分、30分と変更することが可能です。
グリル庫内が発火などによって異常な高温になった場合に異常表示とブザーにて即座に知らせてくれますから安心です。
万一、切り忘れても最後のボタン操作から一定時間が経過するとブザーが鳴って通電を自動的にストップします。(IH:約45分、ラジエントヒーター:約45分、グリル:約30分)
鍋の空焼きが約15分続くと通電が自動停止してブザーが鳴り異常表示が表示されます。
すべてのIH口で鍋底の温度が異常に上がった場合に通電が自動的に調整されます。その後に鍋底温度が低下すれば火力は自動的にアップします。
スプーンやナイフ、フォークなどの金属の小物を誤ってトップパネルのIH上に置いた場合、火力表示が点滅して約1分後に光るリングが消えてストップします。
日本のIHクッキングヒーターの主要メーカー3社の製品は総合的な性能では、どのメーカーも余り遜色はないのではないでしょうか。各社とも特色を出して独自性をアピールする為にグリルの性能に関しては色々と工夫して独自色を出しているようです。比較する意味で各社のグリルの特長や便利機能をみてみましょう。
パナソニックのラクッキングリルは下からIHで加熱して、上からは遠赤外線で加熱するW包み焼きが大きな特長です。グリル下部のIHでグリル皿を素早く加熱するので食材を高温で文字通り包み込むような状態になるので旨みを逃しません。
自動調理の中に「お急ぎコース」が誕生したことで業界最速の調理を実現しました。ちなみに1~2尾のさんま塩焼きや鮭の切り身なら約10分の調理時間でOKです。更に料理の内容によって「お急ぎモード」「標準モード」「しっかりモード」と3種類の焼き分けが可能となるので、あなたのお好みの焼き加減が選択できます。
※業界最速の調理時間:国内市場200V家庭用IHクッキングヒーターにおいて(2016年9月現在)、Wシリーズ新グリル皿でグリル自動調理:お急ぎコース使用の場合(パナソニック調べ)
また調理可能な温度帯も幅広く、低温調理(80℃~120℃)と高温調理(140℃~280℃)で対応できます。従って、作りたい料理の種類によって低温調理なら80℃でローストビーフ、100℃でプリン、120℃ならグラノーラなどを調理できますし一方の高温調理を利用した場合には、160℃で伊達巻き、180℃でイチゴタルト220℃ならスペアリブ、240℃でパイピザ、260℃なら鶏の香草焼きなどもお手のものですね。
加えてラクッキングリルでは、使用する場合の利便性にも細心の心配りをしています。何と言っても庫内がスッキリしていて、ラクッキングリルのグリル皿には掃除が実に面倒な焼き網がありませんから、使用後の掃除もとても楽ですしグリル皿自体が軽くて使用しやすいです。また、調理時には余分な脂を落として焼き上げますから脂の過剰摂取も心配いりません。
庫内は天井面も底面も出っ張りのない平面ヒーター採用ですから庫内の全面を丸ごと拭くことができて手入れがとても簡単です。これは毎日のように使用する主婦にとっては非常に嬉しいことに違いありませんね!また庫内ランプもLEDを採用していますから、極めて明るく調理途中の様子もとても確認しやすいという利点があります。ラクッキングリルのグリル皿は、油が落ちやすいフッ素加工がなされており薄めた台所用中性洗剤で油分がスッキリと気持ちよく落とせます。
食材をスピーディーに焼き上げることが可能なので、外側はパリッと中身はジューシーに美味しく仕上がります。尚、ラク旨グリルには以下のように便利な4つの便利機能を備えています。
サラダ油の摂取量を減らしたいと考えている方には実に嬉しい機能でしょうね。このノンフライ調理では食材自体にサラダ油を使用せずに、その代わりに炒ったパン粉や天かす(揚げ玉)を付けてヘルシーに焼き上げるのです。これなら天ぷらやフライものもカロリーを気にせずに食べられますね!
加熱する際に発生する遠赤外線と近赤外線の割合が約8対2と通常の炭火に近い直火のシーズヒーター及びプレート加熱でジューシーにこんがりと焼き上げられます。この機能でハンバーグやさんまの塩焼きもより一層美味しく調理できますね。
余分な塩分や脂を落として更にヘルシーに調理できる機能です。また冷たくなった天ぷらなどをサクッと温め直せて非常に使い勝手の良い「揚げ物温め」の機能も便利です。
これは専用フタを使用して少量の水だけを使用し焼きながら蒸し上げる機能です。特に焼き加減が難しいロールキャベツや餃子なども簡単に再調理ができます。パンも発酵から焼き上がりまでが、フタをしてから約1時間で完了です。惣菜パンも大きさに準じて自動でソフトに仕上がります。
手動調理なら設定温度を自由に選べるので、焼きメレンゲ(100℃)からスペアリブ(200℃)、パエリア(260℃)からハンバーグのホイル焼き(280℃)までご家庭で失敗なしで手軽に楽しむことができます。
この「びっクリアオーブン」は三菱独自の熱風循環加熱方式を採用しています。これは加熱に熱風循環を利用するもので、ヘルシーなノンフライ調理も簡単にできます。日本食品分析センターでの分析結果では400gの鶏もも肉を「びっクリアオーブン」でノンフライ調理した時と三菱の従来機種で天ぷら鍋を使用して天ぷら油で調理したケースの脂質を比較すると鶏のから揚げ100gあたりの脂質は約15%カットできるとの結果が出ています。
庫内の3面が炭コート加工されているので、各食材を遠赤外線で包み込むように加熱します。またオーブンに水張りが不要で、両面が自動的に焼けますから裏返す手間も不要です。そして気になる調理中に発生する煙もパラジウム脱煙機能で除去されますから安心です。
このパラジウム脱煙機能とは、煙はファンで吸引してパラジウム+プラチナ触媒で除去します。またニオイに関しては油汚れを高温で焼き切って側面と奥面のコートで分解してしまうグリルお手入れ機能(空焼き)で抑制することができます。
特に大皿料理などボリュームのあるメニューの時も取り出しがスムーズにできるようなレール式です。引き出した時にドアが下がってドアの上部に腕が触れにくいような工夫がなされています。
調理中の焼き加減の状況をチェックする為に都度、ドアを開閉する必要はありません。グリル照明ボタンを押すだけで、ハロゲンランプが庫内を明るく照らしてくれるので外部から焼き加減や調理の進行状況をチェックすることができます。
100℃~250℃まで10℃刻みで温度設定をすることができます。ですから低温が好ましい焼き菓子から高温で焼き上げる肉料理まで対応が可能です。また更に発酵調理に便利な40℃の設定もOKです。
揚げ物やお惣菜などのあたため直しにも力を発揮してくれます。グリルメニューから「あたため」を選択して時間設定をするだけですから非常に簡単です。
ビルトイン型のIHクッキングヒーターに関してパナソニックの製品を中心にその特長や独自機能などを今回はお伝えしました。特にメーカーごとに特色が出やすいグリルに関しては国内の主要メーカー(パナソニック、日立、三菱)のそれぞれのアピールポイントを抜き出して説明しています。買い替えや新規購入を検討されているご家庭では、十分に検討の上で自分たちの調理スタイルにピッタリと合致した製品購入をおススメ致します。