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ビルトイン型IHクッキングヒーターのお手入れ方法を徹底解説!

ビルトイン型IHクッキングヒーターのお手入れ方法について分かりやすく解説。IHクッキングヒーター本体はもちろん、排気口やグリル庫内まで、必要なアイテムや掃除の手順、NG行為などを交えながら順番に解説。お手入れに便利なおすすめアイテムも紹介!

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この記事の目次

従来のガスコンロと異なり電気で調理するのがIHクッキングヒーターですが、一切「火」を使用せずに加熱ができる為に安全性が高く、使用後のお手入れや掃除もガスコンロと比べれば非常に手軽で簡単なことから人気が高まっています。

でも、いくら掃除が手間いらずであっても決してお手入れが不要ということではないのです。

ある雑誌のアンケートで20~60代の女性100人に、IHクッキングヒーターを掃除する頻度を聞いたところ驚くべきことに約6割の方が全く掃除をした経験がないとの回答であったようです。

確かにIHクッキングヒーターの外観は常に美しくて汚れにくいというイメージがありますが、実際には汚れが蓄積しているのです。定期的にお手入れをして、良い状態のまま一年でも長く使用したいものですね。今回はビルトイン型IHクッキングヒーターの各部の掃除の方法などについて解説致しますから是非ご参考になさってください。

トッププレートのお手入れ

調理後に掃除をする場合には安全の為に必ず電源スイッチを切って、プレート自体が冷めてから実施するようにしてください。

軽い汚れの場合は?

水で絞った布巾で軽く拭きとるだけでOKです。

油汚れの場合は?

  1. 薄めた台所用の中性洗剤を染み込ませた布巾で拭くようにします。
  2. 仕上げは、きれいな濡れ布巾で拭くだけで構いません。

それでも取れにくい汚れの場合は?

  1. クリームタイプの磨き粉(ジフなど)を汚れの部分に直接付けます。
  2. 軽く丸めたアルミ箔やラップで汚れをこすり取ります。
  3. 仕上げは、きれいな濡れ布巾で拭きとって完了です。

*使用する鍋の底面もきれいに汚れを取り除いてください。場合によってはトッププレートに焼き付いて、取れにくい汚れの原因となるケースもありますから鍋底の掃除にも注意してください。またトッププレートに油や調理物が焼き付いてしまうと取りにくくなってしまいますから、汚れたらその都度こまめに掃除をするように心掛けましょう。

トッププレートのお手入れに使用してはいけないものは?

酸性やアルカリ性の強い洗剤及び食酢など

これらの洗剤が残ってしまうと、トッププレートの表面が変色してしまったりトッププレートとプレート枠の接合部分が劣化して剥がれてしまったりする原因になります。

金属タワシ、スポンジのナイロン面(固い方)やドライバーやフォークなど

先端の鋭い金属などはプレートを傷付ける原因となります。

トッププレート上の焦げ付きを落とすには?

トッププレートの焦げ付きをきれいにするのは、手間が掛かって大変だと思われるかも知れませんが、ちょっとしたコツを知れば意外と簡単です。今回は重曹に水とアルミホイルだけを使った手軽なお手入れの方法をお知らせします。実際の手順は以下の通りですから是非トライなさってください。

  1. 焦げ付き部分の上に重曹を乗せてスプレーで水を掛けて濡らします。
  2. ラップかアルミホイルを適当に丸めて焦げ付き箇所を軽く擦ります。
  3. アルミホイルが黒く汚れたら、新しいアルミホイルに交換して同様に擦ります。
  4. 作業を繰り返して5分程度で焦げ付きがきれいに消えて終了です。

ラップによるパック効果で汚れを浮き上がらせて拭き取る方法も

ラップを使用した手軽なお手入れ方法の手順は以下の通りです。

  1. 油汚れの箇所に食器用洗剤を塗布するかスプレーします。アルカリ性洗剤が油汚れには効果的です。
  2. 洗剤を付けた汚れの箇所の上に大きめに切ったラップを張り付けます。
  3. 約15分経過したら、ラップを取り外して洗剤を拭き取ります。
  4. 最後はきれいな水に浸した布巾を固く絞って、仕上げとして残った洗剤や汚れをしっかりと拭き取れば完了です。

*もし、これらの作業を施しても効果が見られないような場合には、各メーカーが販売しているIHクッキングヒーター専用クリーナーを試してください。このIH専用クリーナーには「スポンジタイプ」や「塗るタイプ」「ヘラタイプ」などがあります。

IH本体部及びその他のお手入れ

排気口(グリル)

割りばしに布などを巻きつけて強く縛ってください。それに洗剤を染み込ませて拭くようにします。

排気パネル・排気口カバー

万一、これらが目詰まりしたりするとセンサーが異常を検知して火力が下がったり、加熱がストップしたりする場合がありますので洗剤でよく洗うようにしてください。

IHクッキングヒーターの排気口は、パネル表面の油汚れなどと異なり汚れが目立ちにくい為に掃除を忘れがちになる箇所です。主な排気口の汚れは調理中に跳ねた油や調理物の吹きこぼれなどが原因であることが多いです。

排気口の汚れを放置したままでグリル内の温度が高温になると通常であればセンサーによって安全装置が作動して停止するのですが、高温で内部に溜まったホコリなどに着火すると火災の原因にもなりかねず非常に危険ですから定期的なお手入れを心掛けてください。

まず排気口の掃除を効率良くする為に以下のモノを準備してください。

重曹・自宅にあるアルカリ性洗剤・不要なタオル・割りばし・輪ゴム・古い歯ブラシなど。これらを使用して排気口を掃除する手順は以下の通りです。

  1. まず排気口パネルとポケットを取り外します。機種によってはパネル下のポケットが取り外せない場合もあります。そのような場合には、取扱説明書のお手入れ方法に従ってください。
  2. 排気口パネルを洗剤に浸けて置きます。排気口パネルにアルカリ性洗剤をスプレーで全体に掛けるようにします。スプレーで落ちにくい汚れがある場合には重曹水に浸けるようにしてください。尚、重曹水の濃度は水1リットルに重曹が大さじ3杯くらいです。
  3. 排気口の表面に付いた汚れを歯ブラシで落とします。歯ブラシで擦ると排気口表面の汚れがきれいに取れます。油汚れなどがひどい場合には重曹水を歯ブラシに浸してから擦ると良いでしょう。この作業中に注意しなければいけないことは、ゴミを中に落とさないようにすることです。
  4. 表面は重曹水を含ませた布で拭くようにします。表面全体は重曹水を含ませたタオルで拭くようにします。この時に使用する重曹水濃度は浸け置き用よりも少し濃くします。大体、水100mlに対して重曹は小さじ1杯を目安にすれば良いでしょう。汚れが落ちにくい時には重曹水を含ませたタオルでその箇所を湿布して、少しの間放置しておきその後で拭き取ると汚れが落ちやすくなります。
  5. 割りばし・タオルで中の汚れを取り除きます。タオルを割りばしに巻き付けて、その上からゴムで留めます。そして布に重曹水を染み込ませてから中の汚れを拭くようにします。ゴミやホコリがあれば下に落とさないように注意しながら、すくい上げる感じで拭き取ります。
  6. 細かい箇所はタオルにからませて拭くようにします。細かい箇所はタオルを巻いた割りばしでは作業しにくいので割りばしにタオルをからませて掃除するようにしましょう。こびり付いた汚れは割りばしだけで、そぎ取ってもきれいになります。

脱煙・脱臭メタルフィルター

汚れている場合には油汚れ用の住宅用合成洗剤で10分間程度、浸け置きしてください。その後に流水で洗い流してから洗剤を付けたスポンジで擦り洗いすればOKです。

本体コントロールパネルとその周辺部

布巾をよく絞って水拭きするだけで大丈夫です。

グリル扉・グリル皿

両方とも取り外して中性洗剤で洗うようにします。特にグリル皿は表面をコーティングしているフッ素樹脂が傷むので、中に調理物を入れっぱなしにしたり、水や洗剤に長時間浸けっぱなしにしたりしないよう気を付けてください。

通常グリルは5~6回使用したら「お手入れ」機能を活用して加熱することでニオイが抑制できます。

機種によってはグリル扉が取り外しできないタイプもあると思いますが、その場合は台所用の中性洗剤を付けた布巾で汚れを拭き取れば良いでしょう。

グリル庫内(グリル皿タイプ)

布巾やスポンジに洗剤を付けて拭いてください。もし汚れが取りにくい場合には、スポンジのナイロン面で擦り取るようにします。その際には奥のセンサー部分に当たらないように注意が必要です。

グリル庫内(焼き網タイプ)

  1. 焼き網は中性台所用洗剤を薄めてスポンジ洗いします。事前に水に浸けて置くことで汚れが落ちやすくなります。更に調理前に網にサラダ油を塗っておくと、こびり付きの予防にもなり更に掃除が楽になります。また取っ手などの塗装表面が傷付くので磨き粉やタワシは使用しません。
  2. 受け皿も焼き網と同様に中性台所用洗剤を薄めてスポンジ洗いします。扉が閉まらなくなるので、受け皿ホルダーを変形させないように注意してください。

IHクッキングヒーターのお掃除がはかどる便利グッズ4

ここではIHクッキングヒーターを掃除する際に大助かりの便利グッズを紹介します。これらを活用することで掃除に掛かる時間も大幅に短縮できますよ。

セスキの激落ちくんウェットシート(レック)

アルカリ電解水とセスキ炭酸ソーダが配合された激落ちくんウェットシートキッチン用は、IHヒーターの油汚れなどにも強力な効果を発揮する使い捨てシートです。また化学的な洗剤の成分などが含まれていないのでシートを使用した後に二度拭きする手間がいりません。

この激落ちくんシートはIHクッキングヒーターだけでなく、レンジフードや冷蔵庫内の清掃などにも幅広く使用できるので非常に重宝します。

IHクッキングヒータークリーナー(レック)

頑固な汚れに非常に効果を発揮するのがレックのIHクッキングヒータークリーナーです。このクリーナーには天板を傷付けにくい微粒子研磨剤が配合されており、こびり付いた汚れを削り落としながら洗浄できるのです。

またプラスアルファとして防カビ剤も配合されているのでキッチンを清潔に保つことができます。

IHガラス天板汚れ取りスティック(東洋アルミ)

ちょっとした小さな汚れは汚れ取りスティックを使って擦って落としましょう。研磨剤なしで汚れを落とすことが可能で、力を入れてガラス天板を擦っても傷付けません。汚れが強固な場合はクリーナーやクリームクレンザーを塗布して擦るようにします。

IHガラス天板用 焼きつき・コゲつき汚れ落とし(AION

この製品は吸水性が抜群のPVAスポンジと柔軟性に優れた天然のケイ酸塩鉱物砥粒を研磨層に配合した洗剤いらずの汚れ落としです。使用方法は極めて簡単で水を付けて膨らませた状態で汚れ箇所を擦るだけです。

IHクッキングヒーターを掃除する時に注意しなければいけないことは?

IHヒーターをお手入れする際に忘れてはいけない基本的なことがあります。当たり前のことですが、うっかりして忘れないようにしましょう。

力任せに擦らないこと!

クレンザーを使う場合や丸めたアルミホイルやラップで擦る時に全力で擦るのではなく様子を見ながら優しく擦るようにしてください。焦げ目が付いているのであれば、その形に合わせて円をクルクルと描くように優しく擦るようにします。

またクレンザーも配合成分によってはIH本体に傷が付く場合もありますから、最初は目立たない場所で試してから使用する方が無難でしょう。

洗剤が残ったままにしないこと!

洗剤を使用して汚れを落とした後は、必ず水に浸して固く絞った清潔な布巾で完全に洗剤を拭き取ってください。少しでも洗剤成分が表面に残ったままになっていると、調理の際に食材に付着してしまう心配がありますし、洗剤と汚れが混ざった状態のまま使用していると更に汚れの状態が悪くなる恐れもあります。

おわりに

IHクッキングヒーターのお手入れや掃除は、毎日の調理で使用した後にこまめに行うのがポイントです。使用直後であれば汚れも軽く拭くだけでスッキリときれいになります。しかし面倒がって掃除を長期間怠っていると汚れが蓄積して、だんだんと頑固な汚れになってしまって落ちにくくなり、最終的に厄介な掃除となる訳ですね。

また日頃から、きちんとIHクッキングヒーターの各部をお手入れしていると当然のことながら機器の不具合や故障の発生頻度も少なくなり、結果的に長持ちすることが期待できます。長い目で見れば大いに家計の節約にも繋がるのです。

是非、今日からIHクッキングヒーターでの調理後にお手入れをすることを習慣付けてください。決して難しいことではありませんから。