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エコキュート

今の電気代は妥当?エコキュートの節電に効果的な17テクニック

エコキュートにかかる電気代を節約するための「今日からできる17のテクニック」を伝授!現在、エコキュートにかかっている電気代は妥当かエリア別に「1カ月当たり」「年間」それぞれの電気料金の目安を紹介するとともに、節約のコツも余すところなく紹介!

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この記事の目次

エコキュートは2001年から国内で販売がスタートしました。節電意識やエコへの関心の高まり等もあって現在では500万台程度が使用されているようです。エコキュートを購入する最大の魅力は深夜の割安な電力を利用するので従来と比較して大幅に電気料金が安くなるということに間違いないでしょう。

高額な電気料金を少しでも節約する目的でエコキュートを使用されているご家庭がほとんどであると思います。しかしエコキュートの導入は本体価格や設置の為の工事費などその総額が非常に高いので月々の電気料金が安くなったとしても最終的に元が取れるまでには長い年月が掛かってしまいますね。

そんな状況の中で日々のエコキュートの電気代を少しでも継続的に節約できるよう、すぐにでも実行できる有効な方法をお伝えしたいと思います。決して難しいことではありませんから是非、早速今日からでも毎日実行して習慣にしてしまってください。

我が家のエコキュートに掛かっている電気代は高いか?妥当か?

確かにエコキュート導入前と比べれば電気料金は大幅に下がったが果たして自分たちの電気料金レベルは高いのか、平均的なのかは相対的なデータと比較してみないと何とも分かりませんね?そこで全国各地のエコキュートに掛かる平均的な電気料金を下記に示しましたので一度チェックしてみてください。

エコキュートメーカーでもあるパナソニックの調査では、エコキュートに掛かる平均的な電気料金は以下の通りです。あなたのエコキュートの電気料金と比較していかがでしょうか?高いですか?安いですか?

地域1カ月当たりの電気料金と年間の電気料金の目安

北海道電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金2,500円
  • 年間の電気料金30,000円

東北電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,700円
  • 年間の電気料金20,400円

北陸電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,800円
  • 年間の電気料金21,600円

東京電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,900円
  • 年間の電気料金22,800円

中部電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,800円
  • 年間の電気料金21,600円

関西電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,200円
  • 年間の電気料金14,100円

中国電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,600円
  • 年間の電気料金16,800円

九州電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金1,400円
  • 年間の電気料金16,800円

沖縄電力エリア

  • 1カ月当たりの電気料金900円
  • 年間の電気料金10,800円

出典:Panasonic:http://sumai.panasonic.jp/hp/2point/2_3.html

上記の電気料金と比較して、大幅に高いような場合にはエコキュートの使用方法に何らかの問題があると思われます。要するに電気料金が高くなる理由はたったひとつ「電気料金の高い日中の電力消費量が多い為」なのです。

通常エコキュートは割安な夜間電力を利用して深夜にお湯を沸かして貯湯タンクに保管して、それを日中に使用するのですが恐らく頻繁にお湯切れを起こすなどして電気代の高い日中に沸き増しすることが多くありませんか?

契約されている電力プランなどによって差はありますが、日中の電気料金は夜間の割安電気料金の何と2倍から5倍も高い電気代が掛かることになってしまいます!もちろん、この割高な日中の電力はエコキュートだけが対象なのではありません。日中に使うエアコンや洗濯機、乾燥機などにも当然すべて同様に適用されてしまうのです!

電気料金の節約で大切なことはご自分の家庭の生活スタイルに適した電力プランを選択して電気料金の安い時間帯に生活するように心掛けることですね。そうすることで総合的な節電が可能になります。これも生活の習慣として慣れれば決して難しいことではないと思います。

エコキュートの使用モードは季節によってこまめに切り替える

効率良く節電ができるようにお湯がたくさん必要となる冬場には、多めにお湯を沸かすモード設定にしてください。これはお湯が不足して頻繁にタンクの沸き増しをしていると電気代が高くなってしまうので、そのような事態を未然に防ぐ為の予防措置です。逆にお湯の使用量が少なくなる夏場には、省エネモードに設定を切り替えることで電気料金の節約ができるのです。

エコキュートの休止モードを忘れずに活用する

旅行その他で数日間から更に長期間に渡って家を留守にするような場合には忘れずに休止モードの設定にしておいてください。そうすることで無人の家で無駄な沸き増しを実行しないので、その分、電気代を節約できることになります。また家を長期間空ける時には事前に水抜きなどのメンテナンスを行うチャンスです。これは先々の予期せぬ故障の予防にも役立ちますから面倒がらずに必ず実行するようにしてくださいね。

契約電力会社とエコキュートの深夜時間帯は一致しているか?

これは節電対策としては非常に基本的で重要なことですが、エコキュートが稼働する「深夜時間帯」の設定が、契約中の電力会社の「深夜時間帯」と合致しているかどうかを確認してください。万一、ズレがあるような場合は電力会社の「深夜時間帯」に合わせる必要があります。ズレがあるのに気付かず放置したまま使用していると部分的に価格の高い時間帯の電力を毎日使用している可能性がありますよ。

エコキュートの省エネモードを節電の為に積極的に活用する

お湯の使用量によって過不足がないようにエコキュートの設定には「お湯を多めに沸かすモード」とか「お湯を少なめに沸かすモード」などがあります。必要なお湯の需要量に合ったモード設定にすることが無駄をなくすことにもなるのです。また節電対策の強い味方が各メーカーの推奨する「省エネモード」ということになります。

一般的には「省エネモード」と呼んでいますが、各メーカーによって「おまかせモード」とか「おまかせ節約モード」となっている場合が多いようです。

日中にお湯を使用しない場合は事前に沸き上げをストップ!

貯湯タンクの残湯量が少なくなってくると、エコキュートが気を利かせて自動的に沸き増しをする「自動沸き増し機能」が付いている場合があります。ですから当日にお湯を使用しないことが分かっているような場合には、沸き上げ機能をOFFにしておくことで無駄な沸き上げを実行せずに済みその分電気代をセーブできます。

「高温足し湯」機能を十分に活用しましょう!

入浴中にもうちょっと湯温を上げたいような場合に、思わず「追い焚き」や「自動保温」にしてしまうかも知れませんが、そんな時は「高温足し湯」機能を活用してください。電気代の点では、この「高温足し湯」機能を使用する方が安いので節約になります。

「ピークカット設定」を必ず実行するようにします

通常エコキュートでは安価な夜間電力を使用して節電するようになっています。その反面、日中の特定の時間帯には電気料金が非常に割高に設定されているので注意する必要があります。

電気料金が特に高くなる時間帯を事前に確認して、その時間帯に万一お湯が不足気味になっても自動的に沸き増しをしないように設定しておくことを「ピークカット設定」と呼んでいます。きちんと「ピークカット設定」を済ませておくことで昼間の高い電気を使用することを未然に防止できる訳です。

リモコン表示が常時ずっと明るい場合には?

リモコンの待機電力を節減する為にリモコンの「表示節電設定」をONにしておきましょう。

お風呂のお湯張りは毎日新たに!がお得

冷たくなった前日の残り湯を「追い焚き」するよりも新規にお湯張りをした方が電気料金は安くなり効率も良いのです。もしも残り湯が勿体ないと感じるのであれば洗濯用に再利用するなり植木などの水やり用に使えば良いと思います。

もしそれでも前日の残り湯を沸かし直したい場合には、「追い焚き」よりも残り湯を少し減らしてから「ふろ自動運転」にした方が省エネで電気代を節約できます。残り湯を減らす場合の目安ですが、浴そう内の循環口が水面に出ない程度まで残り湯を減らしてください。

「高温足し湯」機能を上手に活用して節電しよう!

家族がお風呂に入るタイミングが長く空くような場合に「自動保温」にしてしまいがちですが、その設定はOFFにして「高温足し湯」を積極的に活用しましょう。実際に「自動保温」や「追い焚き」よりも「高温足し湯」にした方が省エネ効果は高く節電できるのです。毎日のことですから習慣にしてしまいましょう。

入浴はなるべく間隔を空けずに短時間で!

これは言うまでもないことですが、家族のそれぞれが気を付けることで省エネに繋がるでしょう。また浴そう内の水位も必要以上に高くしないことが大切です。

入浴後にはこまめに浴そうにフタをしましょう!

それぞれが入浴後に、こまめにフタをするようにすれば湯温が低下するのをある程度は防止できます。

エコキュートの給湯温度設定をなるべく低めに設定する

エコキュートの貯湯タンクユニット内のお湯の設定温度を私たちがお風呂などで使用する適温に設定すると、混合水栓から実際にお湯が出てくる時点では途中で温度が下がってぬるくなってしまいます。でも逆に設定温度を高く設定し過ぎると不必要な高温になるまで沸かす為の電力や保温に掛かる電力が大きくなり過ぎて電気料金がその分高くなってしまいます。

おススメとしては貯湯タンクの設定温度を50℃程度に設定しておいて後は湯温を見て混合水栓で調節するようにしてはいかがでしょうか。かなり無駄が省けると思います。

ヒートポンプユニットの周辺に物を置かないこと

本来、エコキュートは周囲の空気熱を取り込んでお湯を沸かすような仕組みになっているのでヒートポンプの周辺に物を置いたり覆ってしまったりすると作業効率が悪くなってしまいますから充分に注意するようにしましょう。

シャワーや給湯で注意すべきこと

キッチンでの洗いものや洗面台で使用するお湯の設定温度を低めにするように心掛けましょう。お風呂の適温に合わす必要はありません。ぬるま湯程度でも大丈夫です。全然、問題ありません。シャワーを使用する際にお湯を出しっ放しにせず面倒でもこまめにお湯を止めるように習慣付けましょう。

エコキュートの電気代節約には最新機種への買い替えも効果大!

エアコンなど他の家電製品も同様ですが、古い機種よりも新しいモデルの方が高性能でしかも省エネ性能が高いことは常識ですね。エコキュートの平均寿命は10年程度とされており、もし現在使用中のエコキュートが寿命年数にほぼ達しているような場合には、今後ますます故障によるトラブルの頻度が上がる恐れが高いです。

延長保証などに入っている場合は良いですが、そうじゃない場合は修理費用なども高額になってしまうかも知れません。その意味では、ぼちぼち買い替えを検討しても良いタイミングでしょう。最新機種は省エネ性能も格段に優れているので使用開始した時点から目に見えて電気料金が節約できていることを実感されるに違いありません。

他の電力会社に変更することを検討する

場合によっては現在契約している電力会社から他の電力会社への変更を考えるのも節電対策としては有効な手段と言えます。その際には慎重に料金シミュレーションを行って現行の電気料金と比較してみることが重要です。簡単な変更手続きだけで年間2~3万円節約できるケースも少なくありませんから比較検討しない手はないでしょう。

電気料金プラン・シミュレーションhttps://enechange.jp/try/input

上記の電気料金プランの比較ソフトで現在の電気料金と比較してみてください。ひょっとして現行の電力会社よりも有利な電力プランが見つかるかも知れません。

終わりに

現在ご使用中のエコキュートに掛かる電気料金の節約方法として色々と考えられる方策をご案内させて頂きました。エコキュートの購入自体は非常に高価な買い物ですが、エコキュートは空気も汚さず、電気効率にも優れ、ランニングコストとしての電気料金も従来と比べれば大幅に電気料金の削減に寄与する非常にスグレモノの家電製品と言えるでしょう。

せっかく、これだけ素晴らしい省エネ効果を持つ給湯器ですから、私たちがその使い方を誤って無駄に高い電気料金にしてしまっては、とても勿体ないことだと思います。

今回、ご紹介した電気料金の節約案は別に特別なものではなくすべてが極めて常識的なものばかりです。但し、すべてを実行しようとすればご家族ひとりひとりの意識付けによって習慣にしてしまわなければいけません。

最初は面倒に感じるかも知れませんが、日々続けて実行することで必ず習慣化できると思います。是非、優れたエコ性能を持つエコキュートのその能力を最大限まで活用するようにして電気料金削減に取り組んでください。