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エコキュート

エコキュートを導入するなら?購入・リース・レンタル徹底比較!

エコキュートを最もお得に導入できるのは「購入」「リース」「レンタル」のどれなのかお悩みの方に向けて、ポイントを絞って徹底解説!リースとレンタルの違いといった基礎知識や購入とリースの料金比較、それぞれのメリット・デメリットも交えて徹底的に解説

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この記事の目次

自宅にエコキュートを導入するに際して非常に高額な買い物となるエコキュートについては購入(買い取り)にすべきか或はリースにした方が得なのかと迷うケースもあると思います。一般的に「リース」と言えば会社などで社用車としての車や社内で使用するコピー機などをイメージするかも知れませんね。メーカーなどでは工作機械をリースしたり、最近では節税対策として太陽光発電の設備一式をリースしたりするような会社もあるようです。

実際のところ、リースに関しては個人がリース契約する場合と比べて会社などの法人がリース契約する場合の方が得られるメリットはずっと多いのです。個人のリース契約にはない法人のリース契約のメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

設備等の導入時に多額の資金が必要ない

これは個人のリース契約と同様のメリットですが、法人の場合は銀行で借入するケースと比べてリース契約の審査期間が短く担保も不要なのです。しかも銀行借入で担保を要求されれば実際の借入額よりも大きな担保価値があると認められる資産が必要となるのです。ですから会社にとっては取引銀行との借入限度に影響せずに新たに別の資金調達ルートを確保できるというメリットがある訳ですね。

リースとレンタルの違いは?

リースとレンタルの違いを余りよく理解されていない方もいらっしゃるでしょうから、簡単に両者の相違点について説明しましょう。

リースとは?

リースは相手が必要とする機械や設備などをリース会社が代理で購入して比較的長期間に渡って一定のリース料金で賃貸するというものです。月々のリース料金の内訳としては、物件本体の価格、固定資産税、金利、保険料に加えてリース会社の利益などが含まれた合計金額を契約リース期間の総月数で割った金額が毎月のリース料金となるのです。

そして注意しなければいけないのが、一旦リース契約を締結すると期間の途中に解約ができないということです。

レンタルとは?

レンタルとはレンタル会社が所有している機器や設備等を必要な時に必要な機器などを必要な日数だけ代金を払って借りることです。リースと異なりレンタルの契約期間は比較的短くて1年未満となるのが普通です。不特定多数の人が最短で1日からでも利用できて途中の解約もOKです。

リースとレンタルの比較

貸し出す対象物は?

  • リース:顧客が希望する機種やタイプなどを自由に選択可能です。
  • レンタル:レンタル会社が保有する在庫の中から選定します。

契約期間は?

  • リース:比較的長期間(3~10年程度)
  • レンタル:比較的短期間(最短で1日から可)

物件の所有権

  • リース:リース会社
  • レンタル:レンタル会社

契約期間途中での解約は?

  • リース:原則不可。解約の際は契約満了時までのリース代金の残額全額と機器の撤去費用を一括で支払う必要があります。
  • レンタル:いつでも解約は可能です。

料金

  • リース:物件価格xリース料率になります。
  • レンタル:一定の料金設定になります。

月額料金

  • リース:レンタルよりも割安になる場合が多いです。
  • レンタル:リースよりも割高になる場合が多いです。

エコキュートの買う方法として購入(買い取り)するかリースにするか?

エコキュートに関しては北海道電力、東北電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力など全国の主要電力会社がエコキュートのリース販売を子会社にて実施しています。それ以外にも複数のリース会社がリース契約のプランを色々提案していますから関心のある方は各社のホームページなどで内容をご確認ください。

エコキュートの発売当初からリースはありましたが、現在は当時と比べて取り巻く環境が大きく変化しています。そしてエコキュート本体の価格も以前と比較すると高品質になってしかも当時の価格よりも圧倒的に安く販売されています。

もちろん、それでも高額な買い物になることは間違いありませんから、購入の際にはそれなりにまとまった購入資金が必要となります。しかしローンや分割払いの金利なども低下しているので買いやすくなっていることは事実だと思います。

リース契約の場合は確かに購入時には多額の手持ち現金は必要ありませんが、毎月のリース代金には金利とリース会社の利益が乗っていることを忘れてはいけません。賃貸住宅と同様に毎月毎月リース代金の支払を10年間払い続けて契約満了となってもエコキュート本体があなたの所有物になることはありません。そこでリースを止めるとエコキュート本体はリース会社が引き上げてしまいます。契約満了時に製品本体を買い取ることも基本的にはできません。

そしてリース契約上、契約期間の途中で解約する事も原則として不可能なのです。

エコキュートの購入(買い取り)とリースのメリット・デメリットは?

購入というのはエコキュート本体とそれに付随する設置工事などを現金一括か分割払いで買うことです。これに対してリースというのはエコキュートの本体をリース会社である各電力会社の子会社などから借りて月々の電気料金プラス機器のリース料金を毎月支払うものです。

実質的にはリースとは借り入れをして固定資産を使用する権利を買うことと同じです。リース期間は基本リースが10年間プラス再リース2年間になるのが一般的です。当然、リース期間中(再リース期間も含む)はエコキュート本体の保証が付きます。

エコキュートを購入(買い取り)するメリットは?

  • リースと違って購入と同時にエコキュート本体が自分の所有となります。
  • リースの支払総額と比較すると購入(買い取り)の方がずっと安くなります。
  • 地域によってはエコキュート購入が補助金の対象になる場合があります。
  • 金利や固定資産税などの負担がありません。
  • リースと異なり70歳以上の方でも購入できます。

エコキュートを購入(買い取り)するデメリットは?

  • 購入時に多額の購入資金が必要になります。
  • 修理費用がメーカーの保証期間及び補償範囲を除いて必要になります。
  • 自然災害による故障に関しては対象外になります。

エコキュートをリースするメリットは?

  • エコキュート導入に際しては購入(買い取り)の場合と違って多額の購入資金が必要ありません。
  • 月々のリース代金の支払だけでエコキュートがすぐに利用できます。
  • リースしている期間中は故障しても修理費は必要ありません。但し、自分の不注意による故障に関しては有料になります。

エコキュートをリースするデメリットは?

  • 購入(買い取り)する場合と比べて総支払金額は大きくなります。
  • リース期間満了の際には本体をリース会社に返却することになる為、機器の取り外し撤去費用が別途掛かります。リース期間が終了してもエコキュート本体は自分のものにはなりません。リース料金自体は、その機器の使用権に掛かるもので所有権はリース会社にあります。10年のリース期間終了後もリースを継続したい場合は改めて2年間の再リース契約を結ぶ必要があります。
  • 原則としてエコキュートのリース期間中の中途解約はできません。どうしても解約する場合には、リース期間終了月までのリース残額と機器の撤去費用を一括で支払う必要があります。
  • 金利や固定資産税が掛かります。また金利に関しては銀行融資の際の金利よりも高いのが普通です。
  • リース契約を締結するに当たってはリース会社による与信審査があります。もし審査に落ちれば契約することはできません。
  • 原則として70歳以上の人は契約出来ません。
  • 契約の際に連帯保証人を求められる場合があります。

エコキュートは購入(買い取り)とリースではどちらの方が得か?

端的に言ってエコキュートを導入する際に手持ち資金に余裕がないのであれば「リース契約」、現金で購入できそうならば「購入(買い取り)」で良いと思います。エコキュートの平均的な寿命は10年程度とされていますから、よほど導入したエコキュート本体の当たりが悪くなければ、再三に渡って故障することもないでしょうから現金購入の方が総合的に見てもずっと安くなります。

たまたま導入したエコキュートがハズレで頻繁に故障して修理費用がかさむとリースの方が良いと思われるかも知れませんが、その点が心配であれば各メーカーの無料保証期間と延長保証を検討して下さい。各メーカーの無料保証・延長保証の一覧表は以下の通りです(料金はすべて税抜です)。

ダイキン

  • 無料保証期間:本体1年・冷却回路3年・タンク5年
  • 延長保証:10年¥28,000(税抜)

パナソニック

  • 無料保証期間:本体1年・冷却回路3年・タンク5年
  • 延長保証:8年¥23,333

日立

  • 無料保証期間:本体1年・冷却回路3年・タンク5年
  • 延長保証:10年¥23,381

三菱

  • 無料保証期間:本体2年・冷却回路3年・タンク5年
  • 延長保証:8年¥23,238

東芝

  • 無料保証期間:本体5年・冷却回路5年・タンク5年
  • 延長保証:10年¥28,381

コロナ

  • 無料保証期間:本体2年・冷却回路3年・タンク5年
  • 延長保証:10年¥23,238

例えば東芝のエコキュートを購入すれば、エコキュート本体だけで冷媒回路やタンクに至るまでトータルで5年間の無料メーカー保証が付加されています。これは他のメーカーと比較した時に突出したメリットであると思います。東芝のエコキュートを購入してプラス10年間の延長保証を付ければ合計で15年間の保証期間となりますから平均的なエコキュートの寿命を10年程度であることを考慮しても十分な保証期間と言えるでしょう。

エコキュートを新規なり買い替えで導入される際には、もちろん好みのメーカーやこだわりの機能などもあると思いますが、実際に使用を開始された後のことも慎重に検討する必要があります。エコキュートは複雑で比較的故障の多い製品ですから、メーカーの保証期間がない時に万一故障したりすると非常に痛い出費になります。

ですから極力、メーカーの無料保証期間が長いものを選択すべきです。その意味で言えば東芝のエコキュートが全コンポーネントに対して5年間のメーカー保証を付加しているのは実に魅力的でしょう。それに加えて有料になりますが、10年間の延長保証を追加すれば万全ではないでしょうか。

エコキュートをリースした際の月々の支払料金は?

ここでは参考までに標準的な3~4人家族として適切なエコキュートのフルオートタイプ370リットル(標準工事付き)10年リースとして東北電力のEライフ・パートナーズと関西電力のeサポートが提案しているリース料金を見てみます。

  • 東北電力Eライフ・パートナーズ:月間リース料金¥5,703(税込み)
  • 関西電力eサポート:月間リース料金¥5,184(税込み)

例えば東北電力系のEライフ・パートナーズでリース契約した場合、10年間の支払総額は¥5,703x12x10=¥684,360となります。購入(買い取り)の場合は本体価格と設置工事費プラス延長保証料¥25,000前後を含めた金額になりますから、この金額との比較となります。

エコキュート(370リットル)を工事費込みで購入(買い取り)した場合の金額は幅がありますが、大体¥350,000~¥390,000程度かと思います。購入した製品が余程のハズレで平均寿命前に早死にしない限りは、購入の方が大幅にお得になるのではないでしょうか?

おわりに

会社の社員寮などでエコキュートを導入するような場合には、法人ですからリースにするメリットが見込めると思いますが、個人宅に据え付けるような場合は可能であれば購入(買い取り)の方が長い目で見てお得になると思います。但し、エコキュートをすぐに入れたいけれど購入資金が高くて苦しいという場合にリースを検討すれば良いのではないでしょうか?

非常に高額の買い物になりますからご自分の状況を十分に考慮した上で、慎重に検討してみてください。