エコキュート
タカラスタンダード製の電気温水器でよくある不具合や故障について、症状や原因、対処方法などを解説。エラーコードの意味や対処方法、一時的な不具合か修理を依頼すべきケースかの見極め方、長く使うためのお手入れ方法、水質や入浴剤との関係も詳しく解説!
1,893
最終更新 -
この記事の目次
家庭の中には数多くの家電製品がありますが、その中でも電気温水器などはほとんど毎日利用する非常に使用頻度の高いものと言えるでしょう。逆の見方をすれば一旦、電気温水器が故障してしまうと即座に不便な生活状況に直面してしまうような必要不可欠な電化製品である訳ですね。
一般的に電気温水器の製品寿命は10~15年程度とされています。使用を開始してから10年を経過すると徐々に故障や不具合の発生が多くなってくるのが普通です。
今回はそのような事態に陥った場合にパニックにならずにどうすれば良いか。修理業者を呼ぶべきかどうか、リモコン上に表示されるエラーコードの内容に加えて日頃からのお手入れ方法なども具体的に説明致しますから是非とも今後の参考になさってください。これが電気温水器を長持ちさせる秘訣です。
電気温水器を使用するに際して知っておくべきことがあります。それは不具合が発生しても、そのすべてが修理の必要な故障ではないということです。下記に記載したものは一見したところ故障のようですが実際には修理の必要はありません。原因が復旧すれば再度使用することが可能です。
普通なら沸いているはずのお湯が沸いていないなどのケース。家庭内でブレーカーが落ちてないかどうかの確認。近隣の住宅にも停電が発生していないかどうか確認しましょう。
電気温水器から水が出てこない、家中の蛇口から水が出ないなど。近隣住宅も同様に断水状態であることを確認します。近年では大型台風の発生や局地的なゲリラ豪雨、地震の発生など異常気象による停電や断水の発生頻度が従来よりも多くなっていますから注意が必要です。
水の供給が出来ない為、温水器が作動しません。寒冷地に居住されている方は要注意です。凍結防止の為に配管を布などで巻いて保温したり常時微量の水を出し続けたりするなどの工夫が必要です。
お湯を使い過ぎて電気温水器のタンクが空っぽになってしまってお湯が出ない状態です。普段ならタンク内の貯湯量と使用する湯量のバランスが取れていて不足することがない場合もお盆休みや年末年始など来客が急増すると使用するお湯も当然増える為、不足するケースが出てきます。
上記の理由とは別に安全弁の故障や温水器からの水漏れが原因でお湯切れを起こす場合もあります。この場合には業者による点検、修理が必要になります。
お湯が沸いていない。電気温水器に給水されていない。止水栓を開放します。
電源がOFFの状態なので電気温水器が作動停止となっていますが、電源ONで復旧します。
使用中の電気温水器に何らかの不具合が発生した時には、まず上記のケースに該当しないかどうかの確認をするようにしてください。その上で下記のような症状が出ていれば専門業者に点検、修理を依頼する必要があります。
温水器内での水漏れ
電源ブレーカーを切って給水配管の止水栓を閉じて修理を依頼
タンクに水がない
満水を確認する
タンクの圧力低下
給水配管止水栓が開いているか確認
湯沸かし用電源異常(電源が供給されない)
電源ブレーカー、漏電遮断機が「入」になっているか確認する
浴槽の循環金具のフィルターが目詰まり
循環金具のフィルターを掃除する
配管が凍結している
ぬるま湯を掛けるなどして氷が溶けるのを待つ
給水配管止水栓が閉じているか断水している
給水止水栓を確認する、断水の復旧を待つ
設置後、最初のふろ自動運転時に浴槽に残水があった
浴槽の水を全部排水して再度風呂自動運転を行う
浴槽の排水栓を開けたまま風呂自動運転を行ったか、風呂自動運転中に排水栓を抜いた
浴槽の排水栓を閉じて風呂自動運転をする
浴槽の循環金具のフィルターが目詰まり
循環金具のフィルターを掃除
配管が凍結している
ぬるま湯を掛けるなどして氷が溶けるのを待つ
浴槽の排水栓を開けたまま風呂自動運転を行ったか、風呂自動運転中に排水栓を抜いた
浴槽の排水栓を閉じて風呂自動運転をする
浴槽の循環金具のフィルターが目詰まり
循環金具のフィルターを掃除
配管が凍結している
ぬるま湯を掛けるなどして氷が溶けるのを待つ
温水器内で水漏れ
電源ブレーカーを切り給水配管止水栓を閉じて修理を依頼する
入浴時には欠かさずお好みの入浴剤を入れてお風呂タイムをリラックスして楽しむ方も多いと思いますが、入浴剤の使用は電気温水器にとってリスクとなり結果的に製品寿命を縮めることになるかも知れないので要注意です。
その理由は入浴剤を含んだお湯が配管内部を循環する時に、入浴剤の含有成分が配管を傷めてしまう恐れがある為です。それでも入浴剤を使用したい方は、入浴時には極力追い焚きをしないようにしてください。これはお湯を循環させないという意味です。
メーカーが使用を禁止しているタイプの入浴剤があります。詳細はメーカーの取扱説明書に記載されていますから参照してください。一般的には以下のような入浴剤は要注意です。市販されているほとんどの入浴剤が該当するのではないでしょうか。
更に入浴剤だけではなく使用する水が水道水ではない場合も注意が必要です。井戸水や温泉などを常時使用するケースでは製品寿命が短くなる可能性があります。メーカー側もそのような場合には品質保証の範囲外としている場合が多いようです。取扱説明書を参照してください。
電気温水器の製品寿命は大体10~15年程度とされていますが、定期的にご家庭で簡単なお手入れを実施するだけで製品寿命は長くなります。決して面倒で難しい作業ではありませんから、是非とも習慣化して実行するように心掛けてください。具体的な手順は以下の7項目です。
目視だけですから簡単です。本体が設置されている床面が濡れていないかを確認して、水濡れがなければOKです。特にマンションなどの集合住宅の場合に水漏れが発見されれば階下の部屋へ水が漏れているかも知れませんから大至急業者に修理を依頼してください。
これは万一の事態に備えて、ブレーカーが正常に作動するかどうかの確認です。下記の手順に沿ってチェックしてください。
以上で点検は終了です。
電気温水器は家庭で使用する電気ポットと基本的な仕組みは同じです。使用期間が長くなれば電気ポットと同じようにタンク内部がサビや水垢などで汚れてしまいます。できれば半年に一度位はタンク内のクリーニングを実施するようにしましょう。作業は極めて簡単です。具体的には下記のような手順で作業するようにしてください。
タンクの掃除ということで誤解されやすいのですが、上記の掃除手順はタンク内部を直接清掃する訳ではありません。タンクの底に溜まって沈殿している不純物などを水圧によって洗い流してしまう作業です。
逃がし弁の役目は万一、圧力が異常に高くなったような場合に安全確保の意味で圧力を逃がして減圧するものです。この逃がし弁が故障していると減圧ができず非常に危険です。逃がし弁の点検手順は下記の通りです。
*更に水漏れの点検として本体操作部の湯上げランプ(赤)が消灯時に排水管からお湯が出ていないかも確認します。
電気温水器と浴槽は配管で繋がっており、入浴時には配管内部をお湯が環環していますが、使用していない時には不純物などが配管内部に付着して汚れが溜まりやすくなります。大体の機種には自動洗浄機能が搭載されていますが、その機能がない場合には半年に一度位の頻度でジャバなどの洗浄液を使用して配管汚れを除去してやるようにします。
フィルターが目詰まりすると追い焚きができなくなる恐れがあります。週に一度でもブラシで古い歯ブラシなどで浴槽フィルターを掃除します。
一般的には風呂配管の接続部には、ゴムやシリコン製のパッキンやシールが使用されています。しかしこれらは消耗部材なので時間の経過と共に劣化して水漏れが発生する場合があります。意識的に水漏れがないかどうかを目視確認するようにします。
電気温水器を新規導入して使用を開始してから10年以上が経過するとどうしても故障の発生頻度が上がってくるのが普通です。場合によっては製品寿命に近づいていると判断して買い替えを検討するタイミングかも知れませんね。
突然、故障してお湯が使用できず風呂にも入れないなど日常生活に支障が出て不便な生活を強いられることを考慮すれば早めに買い替えなどを考えることは無難な判断であるとも言えるでしょう。
今回はタカラスタンダードの電気温水器に関して発生しやすい不具合や故障内容とリモコン上に表示されるエラーコードに関しても説明しました。故障の発生を抑えて製品寿命を最長にまで延ばす為には、日常のこまめなお手入れやメンテナンスがとても重要になります。
今回、具体的にお手入れの方法に関しても記載しましたが、決して面倒で難しいような作業はありませんから是非、日頃から実施して頂ければと思います。その上で何らかの故障が発生したような場合には速やかに信頼できる専門業者に点検・修理を依頼するか、買い替えを進めるようにしてください。